武道  宇宙の95%は未知の世界


  現在、宇宙の95%は未知の世界で、今わかっているのはわずか5%の世界と言われています。そして、このわずか5%のうち実際私たちに生産的な影響を与えているのは、農業、漁業、工業、情報産業、市場流通などです。

一方で非生産的な現実もあります。戦争、餓死、自殺、殺人、事故などがそうです。しかし、もっと大きな現実があります。今、確実に進行している地球環境破壊です。

しかし、これらも5%の世界が引き起こしている現象と言えます。この5%からの突破口になるのが、科学であるはずですが、たとえば、現在さかんに行なわれている二足歩行や走ったり起き上がったりする高度なロボットなどが開発されています。しかしロボットには人間にある心臓や肝臓や腎臓などはありません。また悩んだり笑ったり泣いたりする心もありません。

そういうものはいくら高度な技術開発をしても作れないのです。しかし人間には生まれながらにして、これらすべてをもっています。現在の科学では手も足も出ない完成形の生命体なのです。
また人間にとってもっとも重要である脳科学も盛んになっていますが、脳の研究が進むにつれ、未知の世界がどんどん解明されていく、というような錯覚も起こります。
それは解明しようとするプロセスが部分になっているからです。脳科学や医学の実践分野では、脳からくる障害等においては著しい発展を遂げつつありますが、完成形としての人間については遅れています。それは今の脳科学や研究の方向が偏っているからだとも言えます。すなわち、人間もまた宇宙の世界と同じく、95%が未知だということの認識です。現在の科学がもっと発展するために脱却しなければならない大きな課題がここにあると考えます。

今から100年経っても、人間がわかる世界はこの5%の域をほとんど出ないのではと思われるくらい、宇宙は偉大であるということです。科学的に考えれば考えるほど、人間が科学に過信して容易に介入できる世界ではないのです。そうであるならば、私たちはその未知の、おそらく永遠に解明できることのない世界に対し、もっともっと畏敬の念をもって謙虚に接していくことだと思います。そこから畏敬の念をもった科学によってこそ科学は大きく進歩するのではないかと思います。
すなわち今のすべて答えを求める科学から、答えがないという科学の必要性です。またそういう見方、考え方をしないと宇宙との時間差ができ危険ではないかと思います。

宇宙の産物である完成形としての私たち人間は、既知の5%ではなく、この未知の95%ともっともっと時間交信をすべきなのです。この95%と時間交信ができれば、もっと大きな力を借りられるはずです。 まさに「気」のエネルギーなどはその良い例です。
せっかく宇宙の産物として存在しているのですから、「俺はもうどうでもいい」と悩んだり、自殺をしたりするというのは、あまりにも悲しいことです。ましてや戦争という愚行は何をかいわんやですが、そういうことに対して5%の世界での解決は、難しいと思われます。それは欲が支配し、畏敬の念、感謝の心が弱いからです。

私たち人間は宇宙の産物であり、かつ完成形として生まれてきたのですから、未知の世界に畏敬の念と、そこに感謝する心がなによりも大切だと思っています。 たとえ人類は滅びたとしても、地球は永遠に何ごともなかったようにこれからも回り続けることでしょう。
だからこそ、宇宙時間と交信する科学、すなわち地球上の生命体という完成形のなかにある宇宙からのメッセージを読み取るという科学が必要なのです。宇宙スケールで見たとき、現在の科学こそが「非科学」と認識されるような新しい科学の必要性です。かつそれは宗教を超えた世界にあると思います。
ここに私たちがより幸せになるヒントがあると思います。すなわち、地球上の生命体の共存共栄です。


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