武道 UKあすなろの会 4月 活動レポート お花見交流会2013/05/04 

2013年4月27日(土)、21回目の東北関東大震災復興応援活動を行いました。
福島県の二本松市建設技術学院跡応急仮設住宅自治会の皆さまが開催した「お花見交流会」に参加いたしました。

1.概要
■参加者
伊藤孝治、平田寛之、岩船勇二、佐藤真理子、酒井健次(東京実践塾)
斉藤吉朗、北野知秀(東京道塾)
神浦栄(大阪実践塾)
下澤京太、梅津國蔵、大久保穣、小野広暁、下澤さんのお子さん2名(福島実践塾)
合計 14名

■活動概要
あすなろ会の被災地応援活動を通して深いお付き合いをさせていただいている、二本松市建設技術学院跡応急仮設住宅自治会の皆さまが開催した「お花見交流会」に参加しました。

2.活動の詳細
[10:00]JR二本松駅に集合し、ミーティングを行った後、車に分乗し仮設住宅に出発しました。



出発前のミーティングを行う。(福島県二本松市JR二本松駅前)



[10:25]二本松市建設技術学院跡応急仮設住宅に到着しました。当初の計画では交流会の前に「コスモスの種まき」を行う予定でしたが、前日の雷雨と雹の影響により、種をまく場所がぬかるんでいるため種まきは後日行うこととし、お持ちしたコスモスの種を鎌田会長にお渡ししました。また、季刊「道」最新号も自治会の皆さまにお渡ししました。


コスモスの種を鎌田会長にお渡しする。(福島県二本松市建設技術学院跡)


仮設住宅の花壇には、長野実践塾から贈られたチューリップの球根が植えられていて、一面に美しい花を咲かせていました。



美しく咲いたチューリップ



会場では交流会の準備が進められていました。あすなろ会メンバーも、自治会の皆さまと一緒に準備を行いました。集会所では女性の皆さまが春の味覚「たけのこご飯」を、外では大田さんを中心に男性の皆さまが大鍋で「いも汁」を作っていました。



集会所内は「たけのこ」のいい香りで一杯でした。




大鍋から湯気と共に、とても美味しそうなにおいが立ち上ってきます。


[11:45]二本松市安達ケ原地区の役員の方々、ご近所の方々、フラサークル「プルメリア」の皆さまなど、多くの方々が参加して「お花見交流会」が開始されました。鎌田会長のあいさつに続き、あすなろ会の梅津さんがあいさつ、伊藤さんが乾杯を行いました。



あすなろ会メンバーによる乾杯の発声


時折、日が差すものの、少し風が強く肌寒い空模様でしたが、皆で肩を寄せ合ってお酒を酌み交わし、温かい料理に舌鼓を打ちながら交流を深めました。


交流会で盛り上がる自治会の皆さん



交流会に、復興支援で仮設住宅を回り、無料で「石焼き芋」を配布されているつくば市の石焼き芋屋さんがおいでになりました。ホッカホカの石焼き芋に文字通り身も心も温まりました。



つくば市の石焼き芋屋さん


交流会には福岡実践塾からたくさんの日本酒と魚が届けられました。福島ではなかなかお目にかかれないお酒に皆さま大喜びで、次から次へと酒瓶が空になっていきました。また、「真いわしの一夜干し」は炭火で焼いて参加者の皆さまに召し上がっていただきました。



「真いわしの一夜干し」を炭火で焼く


この「真いわしの炭火焼」がとても美味しく、皆さまに大好評で、焼き場の周りには焼きたてを食べようと多くの方々が集まっていました。



焼き場の周りに多くの方が集まる



交流会はカラオケ、そして踊りも交えて大いに盛り上がりました。



歌に合わせて自然と踊りだしてしまう



[15:00]交流会を終了しました。会場を撤収後、場所を集会所に移し「二次会」を開催しました。なんとも和やかで温かく明るい雰囲気に満たされた室内で、すっかり顔なじみとなった自治会の皆さんと、膝をまじえ顔を突き合わせ、さまざまなお話をしました。



集会所に移し、「二次会」も大いに盛り上がる


二次会は明るく楽しい会話にカラオケを交えて、ますます盛り上がりました。そんな中、震災後2年が経過しても何も進まない厳しい被災地の現状をうかがいました。原発事故によりふるさとを追われ、2年を経過した今も仮設住宅に暮らしている皆さまの言葉には、TV放送や新聞紙面では感じることのできない、情報としてのレベルの違いと重さを感じます。原子力災害は収束どころか現在進行形で進んでいること、そして多くの人々を苦しめ続けていることを改めて強く感じました。



厳しい被災地の現状を伺う


[18:00]二次会を終了しました。あすなろ会メンバーと自治会の皆さまは握手をし、抱き合って再会の固い約束を交わしました。

3.さいごに
震災から2年が経過しました。
「復興の進まない被災地」というフレーズは、マスコミ報道で使い古され、言葉として疲労し、人々が何も感じなくなりつつあります。事実、被災地の復興は莫大な予算を投入しているにも関わらず、その成果は目に見えることがなく、トラブルが頻発している福島第一原発は、原子炉内部の状況を把握することができないばかりか、冷却による汚染水が大きな問題となるなど、原子力災害は収束どころか、その被害が拡大している状況と言えます。
しかし、何も変わらないマンネリともいえる「被災地の現状」は、日本中の人々の心の中で次第にエネルギーを失いつつあり、頭の中で、どこか別の世界の出来事に整理されようとしています。同じように、被災地に暮らす人々も、震災後の厳しく苦しい生活を「非日常」として受け入れ、「いつかは良くなる」と前向きに必死に生きてきたものの、何も進まない現実と、被災地を助けようという全体的なエネルギーが低下しつつある雰囲気の中で、非日常であった震災後の生活が「変わらない日常」へと変化しつつあり、その心はエネルギーを失い、ますます厳しい状況に追いやられようとしています。
震災直後の2011年3月15日、宇城塾長が塾生に向けたメッセージの中で次のようにおっしゃっておられました。「真に支援が必要になってくるのは、マスコミなどが報道しなくなってからです。もちろん今も大事ですが、世間からは落ち着いたように見えるころが本当に支援が必要とされる時であるかと思います。UK実践塾(道塾)では、そこまで見通した義援金や、いろいろな支援体制をとっていきたい。ファミリーの気持ちで助け合っていきましょう」
今、宇城塾長が予見した「時」を迎えています。我々塾生が塾長の言葉を真に実践する時が今なのだと思います。今回は「お花見交流会」と言いながらも二本松では桜が散ってしまった後でした。しかし、あすなろ会のメンバーが全国の仲間に呼びかけ、日本各地の桜の写真を送ってもらい、見事な「桜写真集」を完成させ、交流会会場に飾りました。この美しい写真集は自治会の皆さまに大変喜んでいただけました。



あすなろ会のメンバーによる桜写真集


いつまでも被災地の方々の心に寄り添い、共に歩む。この桜の写真のように、被災地になかなか足を運べない人でも、被災地のことを忘れずに、心を込めて自分のできることを行う。こういった小さな行動でも被災地に生きる方々にとって大きな力となります。どうか、被災地のことを忘れずに、ご自分のできる範囲で行動してください。そして、被災地に足を運べる方は、ぜひ「現地」においでいただき、人と空気に触れてほしいと思います。直に触れることで伝わることもございます。これからも息の長い活動が必要となります。皆さまのご協力をよろしくお願いいたします。


東京実践塾 岩船勇二
福島実践塾 小野広暁

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