武道 UKあすなろの会 6月 活動レポート コスモス交流会2013/07/08 
 
2013年6月30日(日)、22回目の東北関東大震災復興応援活動を行いました。
福島県の二本松市建設技術学院跡応急仮設住宅自治会の皆様とともに、仮設住宅の敷地にコスモスの花を植えました。
 
1.概要
■参加者
伊藤孝治、水野 昌彦、平田寛之、永田清、岩船勇二、酒井健次、岩堀恵介(東京実践塾)
佐田惠子、吉原悟、二見隼人、小山泰洋(東京道塾)
木村均、木村麗子、吉田竜次(仙台道塾)
下澤京太、下澤七梅、下澤天音、下澤心一、高萩俊之、大久保穣、梅津國蔵(福島実践塾)
合計 20名

■活動概要
福島県浪江町の方達は、原発事故により避難生活を余儀なくされ2年以上が経過しました。仮設住宅での生活も長期化し、県内各地の仮設住宅では住民生活で様々な問題が起きているとのことです。一人暮らしのご老人の孤独死などが実際に出ている仮設住宅も福島県内にあります。何時までこの状況が続くのか、なぜ故郷を奪われなくてはならないのだと皆不安、怒りを抱えて生活をしています。しかし、そのような思いを抱えながらも、それを乗り越え日々楽しく、生き生きと生活をしているのが、二本松市建設技術学院跡応急仮設住宅の皆様です。あすなろの会の支援ですっかりおなじみとなりましたが、自治会長である鎌田優さんのもと、助け合い、気遣い合いながら笑顔で日々暮らしています。
 昨年、こちらの仮設住宅の皆様とあすなろの会のメンバーとで、仮設住宅の周りに浪江町の花コスモスを植え、秋にはコスモス祭りも行いました。今年も皆様とコスモスを育て、花いっぱいの仮設住宅を作るべく、コスモスの植え替えをしました。作業終了後、バーベキューをしながら自治会の皆様や他のボランティアの方達と交流をしました。

2.活動の詳細
[10:00] JR二本松駅に集合しました。一日のスケジュールについて確認後、車に分乗して、10分ほど離れた仮設住宅へ向かいました。



出発前のミーティング


[10:15] 仮設住宅に到着後、さっそく着替えてコスモスの植え替え作業を行いました。コスモスは長野実践塾の大津さんからご提供いただいた物や昨年植えたコスモスから取れた種を鎌田会長達自治会の皆様が大切に育ててくれていました。



コスモスは浪江町の花です




鎌田会長から苗の植え方を教わる


 コスモスの苗を鎌田会長の指示に従いながら、仮設住宅の皆様とともに、仮設住宅の敷地や法面(周りの斜面)、道路脇などに植えていきました。梅雨の時期なので天気が心配でしたが、何とか雨は降らず、その代わり蒸し暑い天候となりました。仮設住宅の皆様と汗をかきながら、一緒にコスモスの苗を植えていきました。2年にわたる支援活動のおかげで、仮設住宅の皆様とも強い絆ができ、冗談を言い合いながら楽しくコスモスの植え替えをしました。



仮設の皆様が別の場所で育てていたコスモスを移植した



昨年よりも面積を拡大して植えたので、今年の秋にきれいな花を咲かせてくれるのが楽しみ


[10:30] コスモスの植え替えを行うグループと、お昼からの交流会の準備をするグループに分かれて作業を行いました。交流会の準備を行うグループはバーベキュー用の牛肉を切り分けました。牛肉はあすなろの会の岩船さんの会社からご提供をいただきました。



たくさんのバーベキュー用の肉を切り分ける


[12:30] コスモスの植え替え作業が終了し、仮設住宅の皆様、他のボランティアの方達、あすなろの会との交流会が開かれました。



集会場の中で交流会が始まった




外では肉を焼くのに大忙し


 交流会ではいつもの様に会話に花が咲きました。2ヵ月に1回、仮設住宅の皆様と触れ合いをさせていただくことはあすなろの会のメンバーにとってもエネルギーをもらえる場になっています。今回も福岡実践塾からお酒が贈られており、参加者皆で楽しみました。

[14:00] 今回、東京の小平市からフラダンスの交流として北出美紀子さん、鈴木早苗さんが交流会に参加してくださいました。北出さん達はあすなろの会の佐田さんとの繋がりの中で二本松の皆様を支援してくださっています。仮設住宅のフラダンスサークルにダンス用のスカートをあすなろの会を通して支援していただいたのがご縁で、今回、フラダンスの交流が行われることとなりました。



まずは二本松仮設住宅のフラダンスサークルの皆様から、日頃の練習の成果を見せていただく。
皆さん、とても楽しそうに踊っているのが印象的








続いて北出さん、鈴木さんによるフラダンス。軽やかな踊りに会場も盛り上がる


最後にあすなろの会の佐田さんも加わって、みんなで フラガール虹 を踊った






当日は仮設住宅の太極拳サークルの先生、加藤幸子さん、小原健志さんに太極拳を披露していただいた


[17:00] 交流会も一旦終了ということで、鎌田会長から感謝のお言葉があった。
「2ヵ月に1回、あすなろの会の皆様と交流を図れることが何よりの楽しみです。ありがとうございます。」



鎌田会長からご挨拶をいただく


その後、場所を移して二次会が開かれました。夜が更けるまで心の交流が行われました。



仮設住宅の脇に作られた仮設居酒屋風集会スペース『洗身亭』
仮設住宅の皆さんが集まり、交流を図る場所になっている



3.さいごに
 あすなろの会として二本松建設技術学院仮設住宅の皆様と交流を図ってから2年が経過しました。この間、浪江町の皆様が置かれている状況は変化がなく、未だに仮設住宅での生活が続いている状況です。前回の支援レポートにもあった通り、避難生活という非日常の生活が日常の生活になっているのです。普通であれば生活が暗くなってしまうと思います。しかし、こちらの仮設住宅の皆様は、私たちが二本松を訪れる度に笑顔の輝きが増しているように感じます。あすなろの会との交流の度に、「待っていたよ。」「来てくれて嬉しいよ。」との声をかけてくださり、逆に私たちが励まされているようです。私たちも自然と笑顔になります。無論、家族が離ればなれになってしまわれた方、仮設住宅で伴侶を失われた方もいます。これから先の生活がどのようになるのか、多くの方が不安を持っています。しかし、それを乗り越えて、今という時を精一杯に生きていこうという気持ちが、鎌田会長を始め、皆様から伝わってきます。周りの皆様が互いに気遣い、手を取り合って生活されている姿、そしてあの笑顔と腹の底からの笑い声こそ、復興に向けて必要なことであると思います。あの笑顔をともに作り出す、心の支援こそが福島には必要です。宇城塾長が震災当初から話されていた心の支援が増々必要になると思われます。



季節を間違えて咲いたコスモスがあった

梅津國蔵(福島実践塾)

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