武道 UKあすなろの会 8月 活動レポート 夏祭り2013/09/11 

2013年8月24日(土) 、23回目の東北関東大震災復興応援活動を行いました。

1.概要
■参加者
伊藤孝治、水野昌彦、平田寛之、笹部英嗣、斉藤亘弘、青塚洋一、岩船勇二、酒井健次
豊田明彦、永田 清、天野耕治、鈴木和桜、若井節士、三上唯史、藤松泰通(東京実践塾)
片岡哲二、吉原 悟、岩堀恵介、宮本健一、宮本さん奥様、佐田恵子(東京道塾)
木村 均、塚越陽二、関根貴博、吉田竜次、和田正宗(仙台道塾)
梅津國蔵、小野広暁、大久保 穣、下澤京太、(福島実践塾)、江口良和(大阪道塾)
福田令子(福岡実践塾)、木村郁子、千葉由利枝(どう出版)
計34名

■活動概要
あすなろの会が日頃交流させて頂いている二本松市建設技術学院跡応急仮設住宅自治会の皆さまと「夏祭り」を企画し実施いたしました。開催にあたり、地域の方にも来場していただこうと、チラシを作り仮設周辺の大平地区の方々へ配布してもらいました。また「季刊 道」を近くの仮設住宅へ配布する班を決め、夏祭り準備と並行して配布活動を行いました。

[9:50] JR二本松駅に到着し、先に到着していた福島、仙台のあすなろの会メンバーと合流し、各々の車に便乗し、二本松の仮設住宅へ出発しました。



東京・福島・仙台のあすなろの会メンバーが合流。(福島県二本松市 JR二本松駅)


[10:13] 仮設住宅の周辺にはあすなろの会の活動で植えた、昨年よりたくさんのコスモスがありました。なかにはすでに咲いているのもありました。



大きく成長し、花を咲かせるコスモス(浪江町の町花) 


到着後、鎌田自治会長や仮設の皆様とすっかり馴染みのため、再開を喜ぶ参加者もいました。            



再会を喜ぶ鎌田会長とあすなろの会メンバー。 

 
その後、ミーティングを行い各班の作業内容、安全注意事項を確認しました。



作業内容の確認と日程打ち合わせを行なう。


鎌田会長からご挨拶がありました。「今年で一番大きなイベントになります。我々の行動を地域に知ってもらう良い機会です。くれぐれも怪我の無いよう、きょう1日皆様と頑張って、和気あいあいと過ごしたいと思います。よろしくお願いいたします」



挨拶する鎌田会長。


[10:23] 各班に分かれて打ち合わせ、その後作業を行いました。今回はあすなろの会で焼き鳥、かき氷、小物すくいの屋台を出すことになっており、作業内容を確認しました。



各班で打ち合わせを入念に行なう。




櫓に紅白幕を取り付ける。

       
[10:31] レンタル業者が到着し、機材の搬入をあすなろの会も手伝いました。



業者さんの説明を聞いてテントの鉄骨を皆で運ぶ。


[11:00] 続いてテントの設営、シート張りを行いました。



皆で鉄骨を組み上げて、テントを次々と設営する。






[11:35] 提灯を取り付ける



提灯の取り付け作業。


[12:00] お昼には女性の皆様がおむすびと豚汁、仮設で採れた野菜の煮物をふるまって下さいました。どれも大変美味しく、心のこもった味を堪能しました。



縁の下の力持ち。ご馳走を作っていただいたみなさん。 


[12:30] フラダンス用のシートを敷きます。



しわの無いようしっかりと張る。


[13:00] 各屋台の準備、材料のチェックを行います。



焼き鳥屋台の準備


ここで『季刊 道』配布班は、平田、岩船、佐田、和田、梅津の4名が近くの仮設住宅を廻り、道の配布を実施し、それに伴い、現在の状況などのヒアリングも行いました。

[13:10]杉内多目的運動広場応急仮設住宅
杉内仮設住宅は規模的に大きく、少し寂しい感じがしました。自治会長が不在でしたが、住民である高齢の女性とお話することができました。震災以降、家族がバラバラに生活するようになってしまった。「寂しい、なんの楽しみも無い」と寂しそうにお話されていたのが印象的でした。

[13:30] 大平農村広場応急仮設住宅
木幡自治会長とお会いし、仮設の状況などを懇談しながら『道』を提供させていただきました。若い人が少なく、自治会の運営も大変とのことでした。

[14:00] 浪江町役場     
二本松市に避難している浪江町役場に行き、休日出勤をしていた生活支援課の担当者へ『道』を渡し、役場で読んでもらうようお願いをしてきました。

[14:30] 旧平石小学校応急仮設住宅
突然の訪問でしたが、天野淑子自治会長が対応して下さり、仮設の状況などお聞かせいただきました。こちらの仮設住宅は建設技術学院仮設住宅とも繋がりがあり、交流会を行っているとのことでした。定期的にお茶会などを行い住民同士の交流を図っているそうです。また、アフリカ、ルワンダの内戦から逃れ、福島でルワンダに学校を建設するための取組みを行っているマリールイーズさんが定期的に訪れ、ルワンダカフェというお茶会を開催して避難されている方を励ましてくれているとのことでした。



旧平石仮設住宅にあるふるさと浪江の歌


[15:00] 準備も大詰めになり、焼き鳥、かき氷、小物すくいの準備ができました。



お祭りの準備万端。


[16:00] 開会式が始まりました。鎌田会長の挨拶に始まり、あすなろの会、梅津氏の挨拶と続き、浪江フラガールによるダンスショーに入ります。



鎌田会長ご挨拶

         
[16:20] フラダンスが始まりました。あすなろの会メンバー佐田さんも参加しました。



仮設の皆様によるフラダンス




本日のフラガール集合写真


[16:55] 時間が経つごとに来場者も増え、お子さん連れの地域の方々もみえられました。自治会の皆さん、地域の皆さんもあすなろの会の屋台と自治会で作った「浪江やきそば」を食べながら、盆踊り、カラオケ大会を楽しんでいました。 



盆踊りが始まりました。自治会の皆さん、あすなろの会、一緒になって踊る。




小学生のお子さんの校歌でカラオケ大会が始まる。


[17:40] 恒例となっているカラオケ大会では、自治会の方々の歌に合わせて踊るあすなろの会のメンバーや、福岡からの参加者の歌で大いに盛り上がるなど、その場にいるだけで楽しくなるような雰囲気が続きます。さらに祭りは続き、あすなろの会による合唱、自治会、地域の方、あすなろの会、皆での盆踊り第二部など、あっという間に時間が過ぎていきました。



日が暮れて祭りらしくなってきた。




自治会の方々に負けずとあすなろ会も合唱する。




小物すくいは子供達に大人気。 


[20:00] 会場の片付け後、集会所にて鎌田会長の「本日は心ゆくまで飲んで下さい」という挨拶の後、すぐに二次会が始まりました。二次会では各テーブルで話が弾み、交流が尽きることはありませんでした。また途中から差し入れを持って参加される自治会の方もおられ、その温かさ、優しさに胸が一杯になり、涙を流す参加者もいました。皆様にお話を伺うと、以前よりもこれから先を見たお話しが多く、逆にこちらがその姿に元気をいただいてしまうくらいでした。また福岡実践塾からのお酒の差し入れに鎌田会長が感謝の意を述べられていました。



話が尽きる事の無い二次会。


[22:45] 二次会が終了の時間になりましたが、それでも仮設に残り、仮設居酒屋「洗身亭」でさらに交流を深めるあすなろの会メンバーの姿もありました。自治会の皆様にも、あすなろの会にとっても、とても楽しい夏の日の思い出になりました。



夜遅くまで語り合った。

        
さいごに
今回の夏祭りは、二本松仮設住宅自治会の皆様とあすなろの会とが一丸となってイベントを開催した為、以前にも増して絆が深まったように感じました。また逆に、こちらのほうが元気になってしまうくらいのエネルギーを自治会の方々から感じる事も多々ありました。しかし、一人ひとりお話を伺うと、震災後からの状況は何も変わっていない、と仰います。事実お話を聞くたびに、信じられないくらい、いい加減な政府の対応、心なしの実態が見えてきます。そして、それを政府に求めても意味がないと、みなさん感じられています。

しかし、それでも楽しく元気に笑う、自治会の方々の姿を見て、どんな状況におかれても、心豊かに今を楽しく生きる、それが大事なことなのだと教えていただいているような気がしました。鎌田会長は「政府に頼っていられない。福島も黙ってないで立ち上がらないと駄目だ。待っていられない。自分達でやっていく」と言われていました。そして今回、夏祭りを開催し、地域の方々を招待し、「自分達の今の姿を見てもらう、活動をより多くの方に知ってもらうよい機会だ」とも言われていました。この姿こそ宇城塾長のいう「一人革命」「自分が幸せになるから周りも幸せになる」につながる姿ではないかと思います。

先が見えぬ復興、被災地の現状は未だに厳しい状態です。こうして現地に足を運ぶ事によって真実が見えてきます。いかに我々日本人が、普段平和ボケをしているかが良く分かります。何かあった時には政府は守ってくれない、だからこそ一人ひとりがしっかりしなくてはいけないと思いました。そしてそんな時でも心と心の交流で築く絆はとても強いものなのだと、自治会の方々との交流を通して学ぶことができました。日本が直面したこの未曾有の大災害の時、何が起こったのか、その時の政府の対応、そして被害にあわれた方々はどんな思いだったのか、それを後世に残し伝えていかなければならないと思います。そこからまた、未来に向けた具体的な解決策が生まれてくるのだと思います。まだまだ先が見えない状態ではありますが、東北の復興こそが日本の真の復興であることを心に留め、寄り添い、共に生きていく事が大切であると、強く感じました。 


東京実践塾 藤松泰通
                             
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