武道 UKあすなろの会 12月 活動レポート2014/01/08 

2013年12月22日(日) 25回目の東北関東大震災復興応援活動を行いました。

1.概要
■参加者
(東京実践塾): 伊藤孝治、片岡哲二、笹部英嗣、平田寛之、永田清、小泉達志、神村英康、藤田伸、岩堀恵介、酒井健次
(東京道塾): 吉原悟、佐田恵子
(仙台道塾): 関根貴博
(福島実践塾): 下澤京太、梅津國蔵、大久保穣、小野広暁
(福岡実践塾): 福田令子
合計 18名

■活動概要
あすなろの会の被災地応援活動を通して日頃から交流させていただいている、二本松市建設技術学院跡応急仮設住宅自治会の皆様と共に、浪江町伝統陶芸「大堀相馬焼」器作り体験及び交流会に参加しました。
またそれに先立って、前回訪問させていただいた平石小学校跡仮設住宅の天野会長にご挨拶に伺い、そこの仮設に住んでいる子供たちにクリスマスプレゼントを届けてきました。

2.活動の詳細
【10:00】 JR二本松駅に集合しミーティングを行いました。その後車に分乗し平石小学校跡仮設住宅へ向かいました。



JR二本松駅に集合しミーティングを行なう



【10:15】 平石小学校跡仮設住宅に到着

こちらの仮設では幼児3人、小学生4人、中学生3人が暮らしているとのことで、その子たちにあすなろの会からクリスマスプレゼント(お菓子の詰め合わせ)を届けました。



クリスマスプレゼントを持って集会所へ




集会所の入口に飾られたクリスマスツリー




子供たちにクリスマスプレゼントを届ける




プレゼントされたけん玉で遊ぶ子供たち


その後天野会長や、お子さんと一緒に仮設で生活されているお母さんたちにお話を伺いました。



参加者全員で、天野会長らにお話を伺う


平石小学校跡仮設住宅で中学生のお子さんと一緒に生活されているお母さんは「娘が今年受験を控えているけれど、仮設暮らしだと個室で集中して勉強させてあげられない」と生活の不自由さを話されていました。また天野会長も「仮設だと物音がすごく響くので隣の家の音が丸聞こえなんです」とおっしゃっていました。時には二件隣に住んでいるおじさんがお風呂場で転んだ音まで聞こえる、と話されていました。

【11:00】 建設技術学院跡仮設住宅へ移動し、集会所ですでに始まっていた浪江町伝統陶芸「大堀相馬焼」器作り体験に参加させて頂きました。仮設からの参加者に加わって、フラダンス教室の懸田幸子先生やメンバーの方も、いらっしゃって交流が広がっていました。



「大堀相馬焼」器作りの先生(中央)に教わりながら作成中


お皿あり、ぐい飲みあり、表明のなめらかな器あり、一人ひとりの個性溢れる作品を見て、お互いに感想を言いながら、楽しく陶芸体験は終了しました。焼き上がりが楽しみだとの声が、あちこちから聞かれました。
各自が作った作品はこの後焼いてから送って下さることになっています。



完成した作品


【12:10】 交流会開始



乾杯


片付けを済ませ、お弁当を配膳し、交流会が始まりました。
この日の前日(12月21日)に仙台市内で東日本大震災・おらいの地域(まち)の元気興し「第1回いがす大賞」というイベントが開催されました(「いがす」とは、宮城をはじめとした東北の方言で、「いいね!」「了解しました」 -などの意味)。このイベントは復興に向けて取り組んでいる様々な団体が自分たちの活動を発表し合う場というこで、この催しに二本松建設技術学院跡応急仮設住宅から鎌田会長ら3名が参加され自治会の取組を発表され、見事いがす大賞を受賞されました。
このイベントは100組を超える応募の中から本戦へ出場できるのは15組であり、さらにその中から大賞に選ばれたということで大変な快挙でした。
夏祭りに地域の方をご招待して、ご馳走を振る舞う、近隣施設に浪江焼きそばを振る舞う、手作りの手芸作品を売るのではなく、お礼として配る等、自ら動き、皆さんからの恩を、周囲に流していっているのは、唯一、建設技術仮設だけだったので、大賞も授賞できたのでしょう。今年最後の交流イベントは、大変な盛り上がりの中で終わりました。



いがす大賞受賞時の画像を見ながら


このいがす大賞が行われたのと同じ日に「プルメリア・フラ浪江交流会」が二本松市内で行われました。本来はこちらの方が先に予定が入っていたそうですが、急遽いがす大賞への参加が決まったため鎌田会長含め3名がいがす大賞へ参加し、残りのメンバーでこちらの「プルメリア・フラ浪江交流会」へ参加されたそうです。フラダンスやウクレレ演奏を皆の前で発表され、普段の練習の成果を存分に発揮している映像を集会所で見せていただきました。「ここでぜひ生演奏を聞きたい!」とリクエストすると、ウクレレ演奏に合わせての合唱大会になりました。私達の揃わない歌声に、元中学の音楽教師だった、フラの懸田先生登場で、歌の練習が始まり、ご指導のお陰で、最後は輪唱プラスハーモニーの大合唱となりました。

交流会の盛り上がりが最高潮に達した頃、仮設の自治会の皆様とあすなろの会のメンバー全員で「春の小川」「紅葉(もみじ)」「故郷(ふるさと)」などの歌を合唱しました。



全員で合唱


【17:20】 交流会終了

3.さいごに
楽しい交流会も終わりに近づいた頃、鎌田会長は
「助けてもらってばかりじゃ、いつまでも被災者のまま、自分達の為にもそれではいけない。これからは感謝の気持ちを少しずつ返していく番。」
「家もない、仕事もない、金もない、ないないづくしで、先の事は何も考えられないけれど、今が、自分の人生の中で一番充実しているよ。泣いて過ごすのも1日、笑って過ごすのも1日、今日、明日、明後日が楽しく、過ごせるように、やるだけ」とおっしゃいました。

仮設住宅へお邪魔する度に、自治会の皆様との心の距離が少しづつではありますが近づいていることを実感します。しかしその反面、どれほど足を運んだとしても、我々には被災者の方々の気持ちを理解することなど到底できないのだという思いにもかられます。
今回の交流会の盛り上がりがピークに達した頃、全員で歌を合唱しました。皆の心が一つになっていると感じる瞬間がありました。全体が温かい空気で包まれたような気がして、エネルギーが満ち溢れて非常に心地良い時間でした。塾長が言われる調和融合とはもしかしたらこういうことなのかも知れないと思わせるものでした。まるで福島の家族に会いに来ているかのような錯覚に陥っているのは自分だけではないかもしれません。私達が想像も出来ないほどの辛い思いや葛藤を抱えながらも、いつも笑顔で迎えてくださる仮設の皆様が、少しでも楽しく過ごせるように、来年も訪問させていただきたいと思います。

東京実践塾 酒井健次
福岡実践塾 福田令子

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