武道 第29回東北関東大震災応援活動、第3回 コスモス祭り2014/10/18 

2014年9月13日、第29回東北関東大震災応援活動、「第3回」コスモス祭りを行いました。

1.概要
■参加者
榎本麻子師範
福島実践塾 : 梅津国蔵、大久保譲、下澤京太、天音、心一、高萩玲子、高萩俊之
仙台道塾 : 木村均、木村麗子、塚越陽二、和田正宗
東京実践塾 : 伊藤孝治、酒井健次、岩堀恵介、片岡哲二、平田寛之、水野昌彦、本田真理子、藤田伸、神村英康
東京道塾 : 佐田恵子、佐田恵利子、中村充弘、原生、青塚洋一、尾崎光利 
大阪実践塾 : 神浦栄、小松安隆
大阪道塾 : 平井一暢、沼間英明、沼間寛子、佐脇信也、高木護博、岩井直也、原田絹子
福岡実践塾 : 田中泰宏、米村栄一郎、福田令子
計39人

■活動概要
あすなろの会が交流させていただいている、二本松建設技術学院跡応急仮設住宅自治会主催の「第3回、コスモス祭り」のお手伝いをさせて頂きました。2012年4月のお花見の交流会の席で「浪江町の花、コスモスを仮設に植えて、コスモス街道を作ろう。生きた証を残そう」と大歓声が沸き起こり、仮設住宅自治会とあすなろ会のコスモスプロジェクトが始まりました。あれから、鎌田自治会長をはじめ、仮設のみなさんは仮設周辺の地域の方との交流を深め、回を重ねるごとに地域の皆さんの参加が増え、第3回目のコスモス祭りが開催となりました。

2.活動の詳細
【8:00】 二本建設技術学院跡応急仮設集合。準備開始。




担当ごとに、スケジュール確認を行なう




子供たちも一緒に風船の準備行なう




初参加、大阪班のたこ焼きも準備に余念がない




昨年の経験を活かし、スムーズに各店舗作りが進む



【10:30】 自治会の方による「安達ケ原デブッチョ焼そば」や「もみじ汁」の準備そして、多くの方からのお酒などの差し入れをいただき、「第3回」コスモス祭りが開催されました。


【11:00】 今回のコスモス祭りには大阪より榎本麻子師範が参加し、福島実践塾生とともに型および、分解組手を行ないました。



榎本麻子師範と福島実践塾生




榎本麻子師範の演舞(パッサイの型)


   
【11:30】 大平地区より日舞サークルの皆様にお越しいただき、見事な日本舞踊をご披露いただきました。



日舞サークルの方々の演舞


【12:15】 満開のコスモスの中、皆の願いが書かれた短冊とともに風船が空高く飛び立ちました。



空高く舞い上がる風船


その後も、風船のリリースを手伝って下さった、浪江中学校の皆さんによる、「よさこい」。
二本松出身の歌手、水木ノアさん、水原ゆきさんによる素晴らしい歌をはじめ、地元婦人会のフラダンスなど様々なイベントが続き、みなさんで楽しく賑わい「第3回、コスモス祭り」が無事終了しました。


【16:50】 コスモス祭り終了後、集会所で打ち上げ懇親会が行なわれました。
 


心ゆくまで思いを語り合いました。



■最後に
2012年、2月のあすなろ会の活動で、一軒ずつ季刊「道」を持って、浪江町、大熊町から避難してこられた福島市と二本松市の仮設住宅を訪問しました。当時雪が降り積もり、氷柱が垂れ下がり、どこの仮設住宅もゴーストタウンのように静まり返っていました。ただ、二本松建設技術学院跡応急仮設の集会所で、前を向うと寄り添っている女性たちの笑い声と出会いました。
 「こんなことになったけど、いろいろな人の気持ちに支えられている。日本も捨てたもんじゃないなぁ。だから、少しでも楽しくやろう!と思って集会所でやってんの。私たちは物が欲しいわけじゃないんだ。また来てください。」と鎌田自治会長の奥さん。それから定期的に交流を重ねて第3回コスモス祭りを迎えました。

今回のコスモス祭りは、仮設自治会が主体となって、大盛況のうちに終わりました。ここの仮設は鎌田自治会長のリーダーシップと、浪江コスモスフラガールのフラダンスサークルをはじめとした、様々なサークル活動を通して、仮設住民の連帯感が生まれ、地域との交流が広がりました。出会った当時の事を思い出すと、仮設の皆さんのお顔が段々と輝きを増していく様子、地域との交流を深めていかれる様子、更には地域の幼稚園などに浪江焼そばを作って子ども達にふるまったり、支援された側が、支援をする側に変わっていく様子に、人間の持つ底力を見させて頂きました。

その様子には感慨深いものがありますが、仮設住宅のお部屋の傷み具合を見ると、3年も仮設住宅で暮らしてこられ、まだ続く不自由さに胸が痛みます。二本松の仮設から見える景色は、日本の原風景そのもの、稲穂が夕日に映えるのどかな田園風景でした。改めて見えない放射能の事を思い起こします。3年半たっても、まだ、何も解決できていない原発問題は、その問題の大きさと深さで、福島で生きていく上で重過ぎることを感じます。

今回のコスモス祭りでは、あすなろ会は支援から、お手伝いの立場になり、一区切りついたような感じがしました。マスコミなどもあまり報道しなくなりましたが原発問題のほかにも、先の見えない不安、高齢化、雇用、少子化、一人暮らし、格差、地域のコミュニティーなどの日本の抱えている問題の縮図が、仮設にはあります。「福島の復興なくして、日本の再生はない」と宇城塾長が指摘したとおりです。あすなろ会の活動の今後の方向性も検討していかなければならない時期だと思います。風化させてはいけないと気持ちを新たにしました。  


 佐田恵子(東京道塾)
 福田令子(福岡実践塾)


ニュース一覧に戻る