武道 第7回三重実践塾合宿レポート2014/11/18 
2014年10月11日(土)、12日(日)、宇城憲治塾長、榎本麻子師範を迎え、三重実践塾合宿及び審査会が行なわれた。審査会は少年部(小・中・高校生)が参加し、審査会後に少年部の父兄を交えた実践講習も行なわれた。宇城塾長が日頃から提唱する「子供に出来て、大人に出来ないこと」を実践を通じて学び、そして宇城塾長の子供たちへの接し方を見ることで、親の立場として躾・教育方法を学べる貴重な機会でもあった。

初日は東京、大阪、長野の各支部からも参加者を迎え、三重支部長・星合氏宅の道場にて午後1時、少年部・一般部の審査会が開催された。

■審査会
今回は少年部16名・一般部3名が審査を受けた。
審査に先立って塾長は少年たちに「大きな声、大きな気合いが身体を引っ張ってくれるので、返事や掛け声は大きな声でするように。何の為に空手をするのかということを真剣に考えて欲しい。グローバリゼーションの時代を生き抜くため・生き残るために、この空手を身につけ、困難に立ち向かう勇気・くじけない心を育ててほしい。その為には型が必要です。正座も型の一つ、今こうして皆さんが正座をして話を聞いてくれるのがとても嬉しく、それが一番大事なことです。」と説いた。



審査の心構えを説く塾長




緊張しつつも、少年たちはのびのびと元気に審査を受けた。







■父兄を交えた実践講習
審査が終わり、少年部の父兄を交えた講習が行われた。
まず塾長は大人4人を相手に腕相撲で勝って見せ、子供たちを惹きつけた。



人数に関係なく、簡単に跳ね返し、抑えてしまう塾長



さらに小学生の子供に気をかけて、大人4人相手に勝たせた。



大人4人が小学生の手を押さえるが




塾長が気を入れると、跳ね返してしまう。


引き続き、塾長は机に気を通し、重くすることで、持ち上げることを出来なくしたり、大人6人の列を片手で倒したりと、信じられないようなことを子供たちの前で実践するたびに、子供たちの目がどんどん輝いていった。

■恐れない心を育てる
素手同士では取っ組み合いでも組手ができるが、メリケンサックを着けた相手と対峙すると、途端に身体が委縮して逃げることしか出来なくなる。
「相手に入れる技を身につけることによって、恐れない心を育てる」
塾長は子供たちの前で実践し、父兄からも感嘆の声が上がった。






「いくら空手のチャンピオンになっても、ライオンの檻には入れない。だからそういう強さを求めない。いくら高くジャンプしても鳥には叶わない。人間は人間にしか出来ない事をするということが大事。それが勉強をするということ。受験とかそういう小さなことでは無く、人間としての視野を広げるということです。」塾長は子供たちを通して父兄や塾生に語り掛けた。

「大事なのは集中力。それと姿勢を真っ直ぐにすることで技が出来るようになります。」



実際にやって見せることで、子供たちに指導する塾長




子供たちの姿勢が自然に良くなっていく



■長所を伸ばす指導
塾長は、親や子供たち自身すら気づかない長所を見つけ、それを物凄いスピードで成長させていった。
「出来た時には褒める、結果に対してではなくその過程を褒める」塾長が常日頃から口にする言葉である。

下記の動画中の少女は、5時間足らずの間に見聞きして覚え、成長した姿である。





宇城塾長の指導によって短時間で見る見るうちに変化・成長してゆく我が子の姿を目の当たりにした親は、喜び感動し、その親もまた気づかない内に成長しているのである。

■おわりに
実践塾三重支部の少年部審査会は、年二回半年ごとに行われる。半年前と比べると、どの子供も別人のように成長して見える。子供の持つ素直な心が宇城塾長の心を映すからだと思う。心が素直であるから塾長の言葉を聞く耳、技を観る目があり、浸透し変化するスピードが大人とは比較にならない程早い。子供たちの変化を見ることが我々にとって大きな学びである。塾長の教育方法を真似ることは決して出来ない。塾長が子供たちに何を伝えようとしているのかを、深く知ることが大人として学ぶということだと思った。
「希望という名の列車が走っている。乗り遅れるな。」この宇城塾長の言葉を重く受け止め、なお一層努力精進しなければならないと強く思った。総じて学びの多い素晴らしい合宿となった。



第7回三重実践塾合宿 集合写真


 渡邊太郎(三重実践塾)
                                           
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