武道 宇城塾長 講演・実演会 「常識を覆す 気のエネルギー」2014/12/28 

2014年12月13日(土) 神奈川県民ホールにて、宇城塾長による講演・実演会が開催されました。今回は、宇城塾長と共著 
『農業再生 人間再生』 を出版した、木村秋則氏を特別ゲストに迎えたご講演を含め3部の構成で開催されました。

■会場準備
今回開催された神奈川県民ホールは400人規模が入ることのできる会場で、音響や舞台などの設備のテストや受付・販売ブースの設営を行いました。全国の実践塾生、道塾生のスタッフが集まり、担当場所で開場に向けて準備を進めました。



東京実践塾、大阪実践塾、東京道塾、仙台道塾の塾生から届いたお花


■受付開始
10時30分の開場より前にすでに来場者の方が見え始め、開場直前には入り口にまで連なる列ができていました。厳しい寒さに関わらず400名を越える来場者の方々をお迎えすることができました。



開場直前には入り口近くまで列ができていました




400名を越える来場者で会場は満席の状態になりました


■どう出版 木村編集長の挨拶
講演会はどう出版の木村編集長の挨拶と宇城塾長のプロフィール紹介で始まりました。空手道、居合道といった武道の世界にとどまらず、経営者として、そして指導者・教育者としての宇城塾長の活躍を紹介していただきました。



どう出版の木村編集長による挨拶


■宇城塾長による第一部 講演会
木村編集長に紹介され登場した宇城塾長は、はじめに、先日ラジオ対談を行い、その1か月後に惜しまれながらお亡くなりになった菅原文太氏に弔いの言葉を捧げました。

続いて講演では、まず誰からも習っていないのに見事な表現をする11歳の少女のダンス映像や、素晴らしい絵画を描く続ける10代の作品を紹介されました。そうした本来であれば素晴らしい能力を持っているはずの人間が劣化してきていること、受験勉強や筋トレがその本来の能力を発揮できない身体にしていることを指摘されたあとに、「気」によって人間が本来持つ潜在能力を発揮するスイッチを入れること、その「気」をつくる「心」を作るためにいま動き続けていることを話しました。



ノーベル賞を受賞した中村修二氏やアフリカで活躍する佐藤芳之氏との対談を語る塾長


■気による指導の実演
講演の途中で、実際に気による指導が始まりました。壇上に7名の来場者の方が上がり、宇城塾長の気による身体の変化を体験して、人間が本来持つ潜在能力の一端に触れました。

3人を相手にした腕相撲では、通常であれば体格の良い男性でも全く動かすことができないのにも関わらず、宇城塾長に気を通されると女性でも3人の相手をひっくり返すことができました。会場からは驚きと感嘆の声が上がり、今までの常識がまさに目の前で覆された瞬間でした。



宇城塾長が女性に気を通すことで、女性でも3人の相手を投げることができる


宇城塾長がさらに他の実践のために壇上に人を呼ぶと、実際に気による指導を目の当たりにした来場者の方からは、多くの手が上がりました。

今度は10人が横一列に手を組み、動かされないように踏ん張っているところに、宇城塾長が一番端の人の手を握りました。宇城塾長が10人の力を吸い取ると徐々に列はフラフラとしはじめ、最後には立っていられないほどになりました。次に3人並んで、真ん中の人が両隣の人の肩に手を置いた状態での検証が始まりました。通常であれば真ん中の人の腕にぶら下がることすらできないのに対して、宇城塾長に気を通されると鉄棒に飛び乗るように人が乗っても苦しくなく、さらに自由に前後左右に動くことができました。
今までの常識では考えられないことが目の前で次々と起こるたびに会場ではどよめきが起こりました。



10人が踏ん張っても宇城塾長が入ると力が入らずにフラフラになってしまう




通常では、ぶら下がられるのも苦しいが、気を通されると相手が乗っても自由に動ける


宇城塾長は「一番簡単な方法は、相手に気を遣うこと、相手を喜ばすこと。そうすることで気が通る身体になっていく」という言葉と共に第一部を締めくくられました。

■休憩とサイン会
休憩時間には宇城塾長による著書へのサイン会が行われました。さきほどの講演会の興奮冷めやらぬ来場者の方が長蛇の列をなして宇城塾長にサインを待ちました。



宇城塾長によるサイン会には長蛇の列ができました


■特別ゲスト、木村秋則氏による講演
特別ゲストの木村秋則氏による講演会でした。今年は寒暖のない気候からのいきなりのドカ雪で、ご自身のリンゴ畑がたいへんなところ、今回の講演会に駆けつけていただきました。

木村氏はユーモアを織り交ぜながら、目に見えないところの大切さをお話されました。誰しもがあると信じて疑わないが誰も見たことのないもの、それは人間の「心」である。植物にもその「心」があり、植物が太陽・水・土だけではなく目には見えない愛情が必要であることを熱く語られました。

今まで大量生産を支えてきた肥料や農薬が、水の汚れや自然破壊が災害を巻き起こして、もはやアメリカさえ地球温暖化の原因だと認めている。そうした現代において、自然栽培は第三の農業革命であり、世の中に広がりようやく人のお役に立てる時が来たと語られました。
そして、宮古島の若い高校生が飲める水を取り戻そうと動き始め、大きな展開になってきている話をされ、いま世の中が変わりつつあることを話されました。

講演の締めくくりには、「勇気をもって一歩前に出る生き方をする。会場のみなさん、全国のみなさん次第。みんながすれば本当にいい国になる。震災の時になくしたくないとみんなが手を差し伸べた国。一歩前に出る気持ちを今日から一緒に、世界に誇る日本を築いていこうではないでしょうか」という言葉を投げかけて木村秋則氏の講演は終了しました。



独特のユーモアと熱い想いを言葉に込めて語られる木村秋則氏



■第二部 宇城塾長の実演会
第一部に引き続き、第二部でも壇上に来場者が上がり実際に自分の体験を通して学びました。また第二部では会場の全員を対象とした検証も行いました。

「身体は正しい答えをすでに知っている」という検証では、二人一組で片方の人が足し算の問題を出して、もう片方が腕を前に突き出して答える、その状態で押さえられるかという検証を行いました。正しい答えを言うと腕は強くなり、誤った答えを言うと腕が弱くなるという結果は、頭より先に身体はすでに正しい答えを知っているという事実を示して、今までの知識偏重の常識が間違っていることを示唆していました。



正しい答えを言うと強くなる




会場の全員が二人一組で実際に検証して体験しました


次の検証では、塾長が足を四の字にして横になっている男性の内太ももに乗ろうとすると途中で痛がるのに対して、女性の場合は平気で、完全に乗っても全く痛がることがない結果になりました。
来場者は、「なぜ強いはずの男性が痛がり、しかも女性が平気なのか?」と予想した結果と全く異なることに不思議そうでしたが、塾長が相手と調和して乗ると、相手にも気がとおり、それは地球を踏むことを意味していること。そして、調和しないと人間を踏むことを意味している、という解説を聞き、心のあり方によって事実が変わることに非常に感心した様子でした。



塾長に乗られても全く痛がることがない。


スポーツの世界でも、ビジネスの世界でも勝ち負けというのは絶対的なもので、結果は変わらないという常識もひっくり返りました。
向い合って正座をして腕相撲をする場合に、力と力だとなかなか投げることができないのに対して、宇城塾長に気を通されるといとも簡単に相手を投げることができます。しかし、気の世界ではそこで終わらず、投げられた人が投げた人をまた投げることができます。さらに投げられた人が投げた人を投げることで延々と投げ続けることが可能になります。そこには従来の投げた方が勝ちで、投げられた方が負けという常識は一切存在しませんでした。



塾長に乗られても全く痛がることがない。




宇城塾長に気を通されると相手を簡単に投げることができる




気の世界には勝ち負けの世界はなく、投げられた人が投げた人を投げることができる



最後に子供のスピードの早さと躾の大切さの検証が行われました。
常識で考えれば、女の子と大人の男性では圧倒的な力の差があると考えます。しかし、大人7人を押す検証では、力の強い大人の男性が押せないのに対して、小さな女の子はいとも簡単に押すことができました。さらに女の子が正しい礼をすると身体に気が通り、さきほどよりも簡単に相手を押すことができました。

この検証は、現代社会において子供の頃には持っている素晴らしい身体が大人になるにつれいつの間にか失われているという事実と、その素晴らしい身体を失わないように長い間日本人に受け継がれてきた礼儀作法や躾の大切さを、物語っていました。



力のある大人の男性でも7人を押すことは不可能




宇城塾長は難なく押すことができる




小さな女の子が礼をすると、簡単に押すことができる








子供はスピードが早いので大人を片手で押さえることができる


■第二部 実演会終了
「常識を覆す」というテーマで5時間近くにわたり開催された今回の講演・実演会。
宇城塾長による数々の実演は、その度に会場から感嘆の声があがり、今まで常識だと考えてきたことが間違っていたということに気づくきっかけになったのではないかと思います。知識偏重の受験勉強や筋力トレーニングという従来の常識が覆り、人を喜ばせることや躾の大切さへの気づきは、先行きの見えない時代に生きる私たちの行動へのヒントを示していただいたと思います。

またご自身のリンゴ畑がたいへんな状況にも関わらず、今回の講演会に駆けつけていただいた木村秋則氏の姿には、一人革命を実践している方のエネルギーと今の世の中を何とかしたいという強い想いを伝えていただきました。講演の最後に語られた「勇気をもって一歩前に出る生き方を今日から一緒に」という呼び掛けに少しでも応えられるように少しでも前に進んでいきたいと思います。お忙しい中、本当にありがとうございました。



『道』176号で対談していただいた、よしだみどり氏から宇城塾長への花束の贈呈


 二見隼人(東京実践塾)

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