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2017年シアトル空手セミナー リポート

  • jht900
  • 2017年9月19日
  • 読了時間: 3分

2017年9月9日(土)、10日(日)の両日、アメリカ合衆国シアトル郊外カークランドにおいて、第8回シアトルセミナーが開催された。

参加者のほとんどが以前に宇城塾長の指導を受けた経験を持つ北米在住の人達である。これまでに受けた指導内容を、自分達で稽古を重ねその結果を持って、待ちに待ったセミナーに参加した。

 

● 一日目(9月9日)

一日目の指導は、サンチンとパッサイの型を中心に行われた。午前中は、特にパッサイの型の順番をグループごとに稽古していった。


パッサイの型

型で統一体になると重さができ、相手が何人でも、またどこを掴まれていても倒すことができる。

身体に重みを付ける

型からくる力は、通常の腕力と全く違ったレベルのものであり、相手は対処することができない。

腰に重みを感じ立っていることができない

宇城塾長は、体かわし突きなどの型の分解を示しながら、それぞれのグループを廻って指導を行った。

パッサイの体かわし突き

午後の稽古は、木刀での打ち込みに対する技で始まった。

木刀を振り上げられた相手の中に入る

普通ならば振り下ろす刃の下に入ることはできず、左右に動いてもその動きに合わせて追われる。また、気合だけで無理に入ろうとすれば正面から打ち込まれてしまうので、後ろに下がるしかない。しかし、宇城塾長は相手が観えているから中に入ることができ、左右に動いているように見えても、相手には捉えることができない。また、入られた時には、体が浮いてしまっている。 ​


入られると浮いてしまう

素手で木刀に対するときも同様である。


​​一(いち)で入られてしまうと抵抗することができない

宇城塾長の身体は一切ビビることがないので、背後にいる人間は守られていることを感じ、安心して立っていることができる。


守られていることの実感

 

● 二日目(9月10日)

2日目の稽古は、前日の稽古を踏まえて様々な応用が示された。


手刀下段払いで入って行く

型により統一体ができると、相手が観え、相手に入ることができる。相手からの距離は遠く、自分からの距離は近いといった武道の間合いが実現される。


相手の突きは当たらない

統一体は部分体とは違い、どこにもスキがなく統一されているので、攻撃する相手はそれを身体で感じ止まってしまう。


背中を向けられても打ち込みを続けることができない


身体が逃げてしまい、突きが途中で止まったようになる


腰が引け何もすることができない

実践に使えるパッサイの型の素晴らしさを十分示したうえで改めて宇城塾長のパッサイを見ると、一日目とはまた違った見方になり、自身が学ぶべきことに対する理解が深まっていく。






宇城塾長によるパッサイの型

 

二日間の厳しい稽古と、一日目の夜ドラッグマン氏宅で行われた懇親会を通して、宇城塾長による人間の本来ある力を導き出す指導を、参加者一人一人が体験し、希望をもって稽古を続けることを学んだ素晴らしいセミナーであった。


懇親会での指導


全員の気が一つなったサンチン

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