アミット・ゴスワミ(量子物理学者)
アミット・ゴスワミ 量子物理学者/量子活動家
これまでの科学は、 力でエネルギーを加えて変えるというニュートン的な考え方でした。
これに対し量子力学の考え方は、相手に対し力を加えるのではなく、 相手が変わるように働きかける、説得する、話し合い協力し合うことを 選択していくというものです。
人生では出会うべき人に必ず出会うと言うが、量子物理学の世界的権威であり、時空を超えた可能性領域(ワンネス)の世界を語るアミット・ゴスワミ博士と、「気」という高次元のエネルギーを自在にする宇城憲治氏との出会いは、まさにこのような出会いであり、今回の対談は双方に学ぶ弟子(医学者)によって必然的に結び付けられた格好で実現した。 実践を交えながらの4時間に及ぶ対談は、目の前で起こるエネルギーの解き明かしにとどまらず、今の社会のあり方、人間の成長のあり方や学び方のプロセス、そして変化への導きなど多岐に及び、示唆に富む展開となった。
アミット・ゴスワミ 1936年、インド出身。元オレゴン大学・原子核理論物理学教授、現クォンタム・アクティビズムセンター理事長。
物質主義から意識をベースにした世界観へのパラダイムシフトを、量子物理学を使って明確に説いたパイオニア。その理論はディーパック・チョプラをはじめとする世界中のスピリチュアル・リーダーたちに影響を与えてきた。
宇宙の謎を解くために、細胞、分子、原子など次々に小さな粒子を見つけていった科学者たちは、研究が進むにつれて、原子よりも小さな世界に入っていき、それまでの物理学の法則では説明のつかない動きをする量子を発見。この量子物理学が出現したことで、それまでの科学においては、「相反するもの」と考えられてきた、目に見えない「人間の意識」やスピリチュアルな世界といったことも、量子物理学によって解明が進められるようになった。
博士は、しかし、量子物理学が知られるようになって90年以上たった現在でも、そのメッセージが一般の認識に浸透していないとして、現在のスピリチュアルな世界観と科学的物質主義の世界観との溝が、日本、アメリカ、EU諸国、インドなどの多くの国で、社会と文化を二極化させていると述べている。
博士は、科学と精神性の統合を目指すパラダイム・シフト、すなわち「クォンタムな世界観」がこうした現在の世界の溝に橋を架けることができるはずとして、2009年から科学的物質主義とスピリチュアルな世界観の橋渡しのための「クォンタムアクティビズム」(量子的活動)を開始し、2014年には初来日してセミナーを開催した。
著書『驚天動地』は、その時のセミナーにおいて博士が、「クォンタムな世界観から見ると世界はどう見えるか」や、クォンタムアクティビストとしての「量子的生き方」について、さらには禅、時間と空間、生と死、人生の目的、愛、悟り、創造性、感情、教育、経済、神の意思などの広範囲なテーマについてインタビュー形式で語ったもの。
著書に『The Everything Answer Book』『Physics of the Soul(魂の物理学)』『Quantum Creativity(クォンタム・クリエイティビティ)』など多数。
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