私(個)から公へ 命を懸ける
以下は、14年前、SNSがまだ盛んでない頃、日々の宇城塾長のメッセージや活動を伝えるには、本や季刊『道』の発行だけではタイミングを逃してしまうと発行されたUK実践塾の広報誌『心豊かなれば技冴ゆる』(2007年5月~2008年7月まで発行)からの言葉です。
年月を経てもなお、変わらぬ生き様で、私たちの心にまっすぐ響く塾長メッセージを紹介します。(平成20年2月15日発行 第4号より)
私(個)から公へ 命を懸ける
今、これまで生きた人生の中で一番エネルギーがあるような気がします。個人としてではなく、内面から使命感が湧き出てくるのです。今の社会情勢では、さまざまな場面で戦わなくてはならないこともある。しかし、どんどん怖いものがなくなってきている。自分の命よりも、世の中がおかしくなっていくことに対する危機感が大きい。
だから自然と「公」が強くなる。歴史のエネルギーを再現させたいと思うようになる。自分の強さを見せびらかしたりするのは私的な考えです。「公」というのは、歴史のエネルギーを再現させ人を変化させていく事です。自分が変わることは、家族に対しても会社に対しても同じ。止まると横着になる。
しかし損得のないところで自分を鍛えておくと必ず変化が起きる。その変化が大事です。欲は「私」、闘争心も衝突も「私」です。「公」は調和であり思いやりであり、謙虚な心です。本来はそういう優れた身体をもっていたのが日本です。それを取り戻すことによって今の状態から抜け出る。下がることはない、どんどん上がっていく。その気づきの場が道塾です。
(平成20年1月8日 大阪道塾にて)
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