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宇城道塾 体験講習会〈大阪〉が開催されました

2024年6月29日(土)大阪産業創造館にて、「宇城道塾 体験講習会」が開催されました。子どもを含める60人の参加者があり、宇城塾長の熱のこもった講義・実践体験を受けました。




ポーランドでの海外空手セミナーから帰国したばかりの宇城塾長。

現在、戦争が身近にあるポーランドの緊張感と歴史的背景に触れ、日本の現状を浮かび上がらせていきました。

また先日行なわれた霊長類学・人類学者の山極壽一氏との対談内容から、ゴリラの社会がいかに争いを生まず調和を図っているかに触れ、人間社会のあり方を問うていきました。(2024年7月号『道』掲載)

「人間の可能性(潜在力)を引き出す」と白板に大書した宇城塾長。


次々とそのことを実践、参加者に体験させていきました。

以下にその実践の一部を紹介します。



●子どもにできて大人にできない


がっちりと組まれたスクラムを押し崩す検証。

大人はどんなに力を入れてもスクラムはびくともしませんが、子どもは簡単にスクラムを崩してしまいます。


【動画】スクラムを崩す子どもたち




しかし、大人でも身体に気が通ると、子どもと同じようにスクラムを崩せるようになります。


【動画】身体に気を通し、スクラムを崩す



これらの実践が示すのは、子どもから大人への成長過程に何らかの問題・課題があるということであり、大人でも「身体はできている」という事実でもあります。

講義ではこのように、実践をもって大人たちの課題が示されていきました。



(スクラムを組んでいた人の感想) 様々な実証に実際に参加させていただき、大人の力と子どもの力の違いを体感することが出来ました。列を組み、横から大人が押す実証では、大人からの力が私の前でプツリと切れているようで、私にその力が来ませんでした。一方、子どもが押すとその力は境目なく突き抜けて、こちらが踏ん張ることができず、倒れてしまいました。また、宇城先生に押された時は、気づいた時には倒れていました。大人の「我」に満ちた力、子どもの自然な力、いろいろなものを超えた洗練された力、3つの力を体験させていただきました。(奈良 教員 40代 男性)



●寄り添う心と行動で強くなる


成長過程で失ってしまった潜在力を取り戻すために、できることは何か。

「寄り添う心と行動」にそのヒントがあります。



スクラムを押すが、びくともしない

具合の悪い人に「大丈夫ですか」と声をかけ、寄り添いの行動をとると・・・・

スクラムを簡単に崩すことができた

さらに、寄り添われた人も、スクラムを崩すことが出来た


「対立」が身についてしまっている大人が周りと調和するには、人を思いやり、それを行動に移すこと。

当たり前のようで、今の日本社会や人間関係に足りないものを示唆する実践です。




●障害のある人のエネルギー


今回は車椅子の方2名の参加があり、塾長の指導のもと、従来の常識にはない力を発揮しました。


【動画】障害のある人にエネルギーをもらう

(車椅子の女性の感想)

私は交通事故で障害を持つようになり、しんどい時もありますが、エネルギーを持っているんだと分かってうれしいです。がんばります。(兵庫 公務員 50代 女性)



体験した事実から浮かび上がるのは、自分自身の課題です。

気づきから思考・行動が変わり、未来が変わる。

参加者の感想にも、多くの気づきを得たことが現われています。


参加者の感想を紹介します。



〈参加者の感想〉


●大阪 介護職 40代 女性

障害を持たれている方を支援する仕事をしています。

日常よりみなさんに助けていただくことが多いのですが、見えない力でもきっとたくさん助けていただき、毎日幸せな仕事をさせていただいているのだと改めて感謝でいっぱいになりました。ありがとうございました。


●徳島 自営業 48歳 女性

参加してよかったです。

目に見えない世界が、気を実践していただき、体験させていただき

実感となり、受け入れることができました。

寄り添うことで人は強くなり、心というものがとても大切に思いました。

子供によく「頑張れ!」と声をかけてました。

そうすると弱くなる事を体験会で知り子育てを今一度見直す機会をいただきました。

走ったり、勉強の時も言ってたし、評価してないつもりでいる自分にはっとしました。

成績がよかったら、「すごいな~」と見守る大切さを、それが出来ていないということを気づかせていただきました。

本当にありがとうございました。


●大阪 主婦 40代 女性

子どもの内なる可能性を実感しました。

「おねがいします」と挨拶すれば、子どものエネルギーが生まれること。ほめすぎてもよくない。100点も0点も同じだと教えてもらって、努力を認める大切さを思いました。


●奈良 公務員 30代 男性

老若男女問わず、人に寄り添うことにより、お互いに強くなれること学ぶことができました。

息子が少年野球をやっていますので、野球に未熟な私ですが、寄り添う気持ちを第一に、全力で自分のできる力を信じて、日々がんばっていきたいと思えるようになりました。

貴重な講習、まことに有難うございました。次回も参加させていただきますので、よろしくお願いいたします。


●愛知 高校生 17歳 男性

宇城憲治先生の講義を終えて 自分は誰かにやらされるのではなく「自立」が大事だということを学びました。また、実技を体験したり見学して、自分たちが普段、発揮できている力はわずかなものだったなと思いました。そして、自分の体の中には発揮できている力の何倍もの力であるエネルギーがあるんだなと感じました。    


実技では大人10人ほどが腕を組んでいる状況を1人の大人が押しても組んでいる人たちは全く動きませんでした。ですが小さな子ども1人が押すと大人たちは倒れていきました。これは筋力ではないエネルギーが関わっていると学びました。

しかし、大人も宇城先生が「気」を入れたり、困っている人を助けた後に組んでいる人たちを押すと、力ではなくエネルギーとして伝わり、倒れていきました。

そこには「無意識」がはたらいていると感じました。子どもは倒せる,人助けをした後は倒せるということから、素直で謙虚な気持ちこそが人の体内に眠っている潜在能力を引き出しているのではないかな思いました。


まだ自分は自分の中にある「気」や「エネルギー」といったものに気づけていません。目に見えない人間としての動きの中にこそ「気」や「心」が入っているものであると理解しました。

宇城先生の一冊の本を読んで、新しいことをやろうとした時に起こる衝突は関わる全ての人の進歩成長を止めてしまうという言葉が心に残りました。 

自分は次のキャプテン(剣道部)として1つ1つの行動に責任を持ち、周りを変えるためにはまずは自分自身が変わることが大事だと1日を通して学ぶことができました。


●大阪 公務員 30代 男性

気のエネルギーのすごさが解かりました。普段気づいていないだけで、人間にはかくされたパワーがある事を知る事ができて良かったです。可能性を感じました。


●大阪 大学生 19歳 男性

無意識と意識、この違いがよく分かりました。

人は思う力、寄り添う力でも倍以上強くなったりすることが分かりました。


●大阪 大学生 19歳 男性

自分のエネルギーの限界を自分で決めていては強くはならないと思いました。


●大阪 大学生 19歳 男性

今回の講演会で、目に見えないエネルギー気は、大きな力を持っているのだと思いました。今回学んだおとを日常から活かしていけたらと思います。


●大阪 大学生 21歳 男性

目に見えないエネルギーは大きな力を持っているんだなと感じ、もしこの無意識を使うことができれば、今やっている野球ももっと上達するだろうと感じました。ありがとうございました。


●奈良 主婦 40代 女性

子どもたちの実践する姿を見せていただいて感じたことは、ありのままに自然でそのままの姿が印象的でした。

これでいいのかな こうしたら駄目なのではないか 

何かをするときに先に頭で考えながら止まっている自分がいることを感じさせてもらいました。

そして対立と自分の思い込み、力んでで過ごす自分では何もできないことを改めて感じました。

何事においても、こんな状態では手遅れだし、間に合わない。

その空間に調和することが自分も周りも守ることができる、

「調和」は生きていく上でとても大切なことであると改めて感じました。

対立した人間のままでいいわけがない。

「対立」は自分も周りも守れないことを宇城先生がいつも見せてくださっています。

その対立をつくっているのは自分自身です。

子どもたちにはその壁のようなものがない。

すっと溶け込み入っていくような、和んでいくような姿を見せてもらいました。

子どもたちは心も身体も何の縛りもない。

自分はというと、自分を自分で縛りつけているのだということを宇城先生が参加者全ての方々にご指導されるお姿から感じました。宇城先生が講義してくださることを聞いて、勉強しないとついていけないこと真剣になれないことも強く感じます。

心も身体も開放して生かされた時間を過ごしていけるように凝り固まった自分と日々向き合うことを大切にしていかなければならないと感じさせていただきました。

ありがとうございました。




(東京・大阪・仙台・名古屋・岡山・熊本)

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