2024年 大分実践塾レポート
2024年9月7~8日の2日間、大分実践塾合宿が大分県日出町で開催された。少年部9名を含む23名が参加した。
宇城館長は「存在するのは調和と対立であり、調和は統一体、対立は部分体で、孫の世代まで見据え10年後、20年後のために今どうあるべきか」を稽古と検証を通じて指導した。
木刀の基本と型の稽古後、さまざまな検証が行われた。
木刀で大人の列を押す検証では、大人は全く押すことができないが、子供達は館長の指導を映し、簡単に押すことができた。
またテーブルをしっかりつかんだ大人の周りを、宇城館長の書籍を持った子供が走り回ると、テーブルが動きだし、勢いよく回りはじめ止まらなくなった。
大人に出来ないことを経験した子供たちから歓声が上がった。宇城館長は、「子供への指導は教えるのではなく気付かせることが大切であり、上に立つ者は相手を圧倒するくらい人の何倍も勉強しなければならない」と述べた。
子供による検証を通じ、大人たちは「横着にならず関心を持つことが重要であり、師匠を信じる自分が真実であること」を学ぶことができた。
「現在の教育現場や社会における問題は全て部分体ゆえに起こっている。植物が太陽や水で育つように人間には愛情が大事である。愛情とは許すこと、頭は一つにできないが思いは伝播し、心は一つになり、守り纏めることが出来る。」宇城館長はこのように述べ、宇城空手を学ぶ意義とその大切さを説いた。
宇城館長は懇親会の席で、「創心館大分支部の塾生であることに自信をもち、怯えない心を持つこと。大丈夫。」と塾生に声をかけた。稽古での学びだけでなく、身体中大きなエネルギーで満たされた貴重な2日間となった。
感想文
■塾生 KM
先生ご指導ありがとうございます。とても濃い2日間でした。
すべてが衝撃的で、まだ自分の中で消化できていない部分があるため、現時点で理解できたことを記します。子供達が横一列に並んでサンチンをして、全員が手のひらをおいでおいでするように動かすと、空間が不連続多発的に歪んで、立っていられなくなりました。
その状態を表現するのは難しいですが、一番近いのは自分が2メートル四方のカーテンの前に立ち、カーテンの向こう側から大勢の人がランダムに手でカーテンを押してくるようです。子供達の背丈は低いのに空間の歪みは私の身長を超えていました。袋に入れられて揉みくちゃにされているようでもあり、1人がサンチンをした時とは明らかに異なっていました。
仰向けに床に寝て、上から肩を抑えられると普通は動けませんが、下からハグすると相手を動かせました。相手をハグしようとすると私の胸の扉が開いて光のような粒子のようなものが出て、相手を包み込むように感じました。いつもこのようになれば分解組手も空手以外の日常も問題ないと思います。あとは自分次第です。
先生から手首をスプーンで切られた時は肉体的な変化はないのに骨まで切られたと感じました。有機物の肉体とは別の見えない身体が切られたようでした。切られた部分はすぐにつながるものの、切られた感触はまだ残っています。
この様に先生とお会いすると不思議なことばかりですが、すべてが現実なので受け入れられずにいられません。教育やマスコミから信じ込まされている現実こそが偽りであり、思考の呪縛をとることが本来の自分に戻ることだと思います。そして常に勉強が大事だと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。
■塾生 FH
まずは宇城先生に感謝を申し上げます。
大分にいらして下さりありがとうございました。今回も美しい型と技、奇跡のような検証に加えて数々の素晴らしいお話を拝聴できました。いつも素晴らしい型と技を見せて下さる先生ですが、今回は特に先生のお話しについて書かせて頂きたく思います。
世界で活躍されている宇城先生のお話は多岐に渡ります。量子力学に始まり、社会情勢、教育、心理学、経済、世界情勢、情報科学、政治と軽やかに情報の波を渡っていかれます。その場で理解できない話は、帰宅してから調べたのですが、とても1日2日で理解できる内容ではなく、これも先生がおっしゃっていた言葉ですが、「勉強が大事」だと強く思いました。
私の世界を空手以外にも広げて下さる先生は、私の理解が追いつかないうち更に次の次元へと進んでいかれ、追いつくどころか背中を見ることすら難しく感じますが、先生が指し示して下さった道を感じながら少しでも前に進めるよう精進していこうと、今回の稽古会のことについて心に楔を打たせて頂きました。繰り返しになりますが今回の来県も本当にありがとうございました。
■塾生 RA8歳
稽古会で学んだところは袈裟切りの血ぶりです。
いつもは木刀を下に向けていたけど内側に向け相手の方に向けることを学びました。あと心が大事ということを学びました。
来年の宇城先生の稽古会も出て型や技をなおしたいです。
■塾生 RN
私は今回初めて宇城先生大分合宿に参加させて頂きました。
先生をおもてなしすることから学ばせて頂きました。初めての事ばかりで不安などありましたが、宇城先生が到着され不安がなくなり安心感に変わりました。
先生のお話しを聞かせていただく中で、もっと自分自身学ばなければならないと強くかんじました。お話しだけではなく体験もさせていただきました。見るだけでは伝わらなかったのですが、体験させていただき、目に見えないパワーなのか気なのか驚きでいっぱいでした。
体験で学んだ事は、信じる心で物も人も動かせる。寄り添う心をもつのか自分さえよければという心でする行動で発揮される力が違った事。信頼する心で机も人も動かせる。
常識にとらわれず目を向け目の前に起こっている事実を受け入れていこうと思いました。寄り添う心は日常生活の全てに活かすことができること。気づきを本当にありがとうございました。
合宿で学んだことを家に帰り、子供達に寄り添って体に触れました。寄り添う事で人は強くなり心がどれだけ大切か学びや気づきを本当にありがとうございました。また参加させて頂きたいと思います。
学ばせて頂いた宇城先生、誠にありがとうございました。
■塾生 TY
今年の夏は三十五度以上の真夏日が四十日も続いた暑さが、まだまだ続く中にも関わらず大分に来てご指導頂きありがとうごだいます。
今回の研修会で感じたことは「こころ」という事です。
相手を思いやる心、やさしい心、信じる心、その心が身体の中から電波やエネルギーを発して技になる。また、その心が身体ににじみ出て、品位や品格として姿に現れる。宇城空手が大切にしていることです。
宇城空手は「こころ」が極意となって相手を受け入れて調和をする。敵対することのない人格と人格の中で技が完成する。その「こころ」を磨くには型の稽古をやり続けることによって身に付けて行く。
そして型をする事によって出来ると信じる自分を信じる事ができるまで稽古しなければいけないことを今回学ばせていただきました。
先生には、来年もお元気で大分においでいただき、学びを深めていきたいと思います。
■塾生 KH
今回の大分合宿に参加させていただき先生から直接ご指導を受けることができまして誠にありがとうございました。とても濃密で貴重な二日間を過ごさせていただきました。
二日間の稽古・検証・講義を通して感じましたことは人間の究極のエネルギーは愛であること、他者へ寄り添うことで身体の細胞にエネルギーが生まれること、世の中で起こっている出来事について真実を知るためには自分自身で勉強に勉強を重ねることの大切さなど生きていくうえで大切なことを私たちに再認識させていただけたということでした。
先生は私たちに伝わる言葉を選んで先生が把握なさっている気の世界の一部をご説明していただいています。木刀の稽古では少年が正しい姿勢で打ち下ろした木刀にはエネルギーがあり後ろに押されてしまいましたが、大人がふりかぶった木刀にはエネルギーがありませんでした。
先生はお会いするたびにエネルギーが増幅されているように感じました。想像がつかない気の威力を目の前で表してくれます。毎回驚くばかりですが、来年の合宿では今より少しでも先生が発する電波を受け取れる細胞に近づけるよう日頃の稽古に取り組んで参ります。本当に有り難うございました。
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