2024年 大阪実践塾 秋季合宿 レポート
2024年11月2~3日の2日間、 宇城憲治館長、榎本師範、宇城拓治師範そして大阪実践塾生をはじめ東京、長野、東海、福岡の各支部から総勢50名の塾生が参加し、大阪実践塾秋季合宿が滋賀県甲賀市で開催された。
宇城館長は合宿開始にあたり「人・物質・古典力学の次元から人間・量子・エネルギーの次元へ変化する。型から意識を無意識・超意識へと深化させる。そのことで対立から調和へと導かれ、その変化を促すのが宇城空手である。」と述べた。
その後、宇城館長は塾生たちにいろいろな検証を通して、物質レベルにある人の次元を変え、量子レベルの人間へと変化させ、エネルギーを高めることで人間本来の潜在能力を発揮できることを実演指導した。
班分けによる稽古では、型稽古、分解組手が行われ、型による身体のニュートラル化、分解組手でのゼロ化の修得を目指し稽古に励んだ。
宇城空手が量子の世界と繋がる空手である事を身近に感じた合宿となった。参加した塾生それぞれが宇城館長から大いなるエネルギーを得て、本来持つ可能性を実感し、希望に満ち、日常での実践を誓った合宿となった。
感想文
■KM 大阪 会社役員
宇城先生、大阪合宿を開催して頂き、心から感謝致します。ありがとうございました。
今回の合宿で、量子力学でいう量子への働きかけを可能にする気の事象を見せて頂き、体験させて頂き、驚きと感動しかありません。先生が水の入ったペットボトルに気を通され、スクラムを組んだ先頭にそのペットボトルを渡すと地震の様な現象が起き、誰も止める事が出来ない状況でエネルギーがどんどん強くなっていきました。そのグループの先頭が他のグループを見ただけで、全く同じ現象が起こる。信じられない現象が目の前で起こっている。どう言葉で表現していいか分かりませんがとんでもない現象です。自然災害は人間が起こし、それを止めれるのも人間であると言われ、いかに現代の人間の在り方が間違った方向に進んでいる事を体験させて頂きました。ありがとうございます。
正座をして2人が肩を押さえる。その前で、腕立てをやると正座をしている人が更に押さえられ立ち上がれなくなり、正しい型を行うと押さえている方の力が抜け、正座をしている方が楽になる検証で、自分は何もしていないと思っていても自分の行動で他人に何らかの電波を出していて迷惑をかけている事を突き付けられました。それを型稽古で呼吸が止まらない身体になる稽古をし、人に迷惑をかけない身体にしていかないと奴隷となっていってしまうのではとの危機感を感じました。
班に分かれての榎本師範のご指導で肘の使い方、呼吸を止めない、一つになる型や分解組手の様々な検証でいかに何も出来ていなく、腹腰が全く出来てなく、突きや裏拳の動作では手に引っ張られているかを気づかせて頂きました。無意識で自分の遅さに稽古不足と宇城空手を学ぶ覚悟の足りなさを痛感致しました。 本当にありがとうございました。しかし、宇城空手の学びはとてつもない山ではありますが、その方向に向かっている事に喜びを感じました。一人稽古にて今回の合宿で感じさせて頂いた感覚を自分の中で感じて稽古に精進し日常を丁寧に生きていきたいと思います。
懇親会の席上、先生より自分の仕事の事をお話頂きとても驚きました。ありがとうございます。障害者の方を海にお連れしダイビングを体験して頂く中で皆さん、喜ばれ感動され、変化し、そのエネルギーが周りに影響を与え繋がっていきます。しかし、素晴らしい活動だからと日常で色々な方にお話しすると、事故を起こしたら誰が責任を取るのかとよく言われ、思うようにならない事もしばしばあり、今後の課題が自分の中にありました。
先生から素晴らしい活動だからみんなで応援していったらいいと言って頂き凄いエネルギーと勇気を頂きました。海洋体験に参加された利用者の皆さんの満面の笑顔が目に浮かびました。未来に対しての希望が自分の中から湧きあがってきました。全てを分かって下さる師匠のもとで稽古させて頂いている事に感動し心から感謝申し上げます。いつも本当にありがとうございます。
私自身がエネルギーを与えれる人間に成長し、今回の合宿で先生から頂きましたエネルギーを持続させて日常で実践し進歩成長して参ります。今後ともご指導の程、よろしくお願い致します。感動的なご指導いつも本当にありがとうございます。
■IK 東京 会社役員
二日間の大阪合宿でのご指導、誠にありがとうございました。
量子力学の世界から見た、今の私たちの現状を見える形にしてくださる検証は何度見ても圧巻です。離れた量子同士が実はつながっていて、一つが変化すれば、その変化の影響を受けてまた別のグループが同じように変容する。今世界で起こっている、戦争、自然災害、日本での親子間の殺人や闇バイトなどの様々な凶悪犯罪事件。昔はこんなことはなかったのに、と自分とは世界が違うと切り離し、そこにある自分の怯えに気づかないふりをしているうちに、その波はペットボトルの検証で示してくださったように、どんどん電波していき、自分の身近な地域やあるいは自分の家族にまで及んでいく。まさに先生がおっしゃる「手遅れの世界」に突入しつつある現実。他人事ととらえることが、そういうもつれの変化をさらに大きくしている原因なのだとあらためて実感することができました。
それではどうしたらいいか。先生は自身が現状に気づき、変化していくことだと、変化して自分の子ども、孫を守っていくことだと教えてくださいます。先生は細胞が一瞬にして強くなるといったように、細胞が瞬時に変化する様を実証してくださいます。変化というよりも、先生は私たちの細胞を本来あるべき状態に戻してくださっているのだと。その状態に戻るひとつのプロセスとして、宇城空手があり、型があり、分解組手がある。空手が先ではなく、自分自身「人」ではなく、どんな状況でも変容して生き抜いて行ける「間」をもった、心をもった「人間」に戻る道筋を与えてくれるのが宇城空手なのであり、それを学ぶ姿勢は「まじめ」ではなく、「真剣」でなくてはならない、そのことをあらためて肝に銘じます。
宇城空手を学ぶということは、身心に刷り込まれ過ぎた様々な常識や我を取り去っていく修行なのだと思います。稽古の一番最後に、エネルギーを全身に与えていただき、投げや組手など、なにをしても、「投げよう」もなく「倒そう」もなく、たただた自然体で動く自分がいました。いつもそうしてエネルギーをいただいているのですが、とても感動いたしました。それをずたずたに切ってしまうのが、意識や我や欲なのだと。そのことを肝に銘じます。
今回の合宿では榎本師範のグループにいれていただきました。師範にサンチンの腕受けの型を「こう!」と触れて直してくださった時、その一か所が、身体になにかぴたっとくる感じがして、以来、何をするにもそのサンチンの型をやってから動くようにしています。それは突きの時の身体の在り方や、すべての型の動きに「ある」ものなのだと感じました。師範は「突き」がわかったらいろいろなことにつながっていく、とおっしゃっていましたが、そういった手がかりをみつけられるレベルをめざして精進したいと心底思いました。
師範には今の自分の空手の様々な課題を具体的にご指摘いただき、また先生からは呼吸がまったくできていないことをご指摘いただき、本当にありがたかったです。師範や先生にご指摘いただいたことは、自分の性格やものの捉え方、仕事の在り方すべてにつながることだと感じました。間違ったまま稽古を続けることから守ってくださり、身体を通して気づかせていただけたことに心より感謝いたします。
素晴らしい二日間のご指導を本当にありがとうございました。
引き続きご指導、どうかよろしくお願い申し上げます。
■AK 大阪 会社員
宇城先生、大阪合宿での大変貴重な御指導をありがとうございます。
合宿の始めに先生から「物質の世界ではただの人でも、量子力学の世界では間を活かした人間になることができる」というお話がありました。心があり、品格があってこそ間を活かせる人間になることができるというお話から、合宿では様々な検証をしていただきました。
「シュレーディンガーの猫」の「量子の重ね合わせ」のお話では、「皆さんの場合は箱の中を見る前に猫が生きているのか死んでいるのかが分かる、皆さんの場合は箱の中の猫は死んでいる」とのことでした。衝撃的なお話でしたが、それが今の自分の現実なのだと思いました。先生には私達の量子レベルでのエネルギーの状態で猫が生きているのか死んでいるのかが見えるということであり、自分の中にある我や欲をなくし、心と品格を取り戻さない限り箱の中の猫が生きているということはあり得ないのだと思いました。世界で戦争がなくならないというのも、「シュレーディンガーの猫」で例えるなら、箱の中の猫は死んでいるという衝突の状態が連鎖してしまっているということであり、人間一人一人の心のあり方がこれだけの広範囲に渡り影響を及ぼすということなのだと思いました。
その後、宇城空手の型や基本でニュートラルの心身を創り、自分の我や欲をなくし、心と品格を取り戻すとどういうことができるのかという実証を先生は示してくださいました。椅子を使っての検証では、大勢で椅子を倒そうと思っても先生の気が映ると椅子を倒せなくなる、椅子を持って移動することもできなくなるという体験をさせていただき、自分の心身がニュートラルになればそれが物にも映るという、量子同士の相互作用を表す「量子もつれ」の実証を先生は示してくださいました。
「量子もつれ」とは量子同士が相互作用をすることで強い相関を示すことであり、例えば一方が1ならばもう一方も1、反対に一方が0ならばもう一方も同じく0の状態を示すことを表すとのことですが、合宿の中では相手にきちんと礼をするとその波動が相手にも伝わり、その相手が他の人の眼を見るとその正のエネルギーの波動がさらに他の人にも伝わり連鎖していき、逆に礼を雑に行ったり、フルコンのような胸の前で十字を切った押忍の挨拶をすると、正しい礼とは違う逆の波動が相手に伝わり、その波動が連鎖してしまうという実証を先生から示していただきました。まさに「量子もつれ」の「量子同士が相互作用をすることで強い相関を示すことであり、例えば一方が1ならばもう一方も1、反対に0ならばもう一方も同じく0の状態を示す」という実証を体験させていただきました。この「量子もつれ」は2022年のノーベル物理学賞を受賞したテーマで、これを実証で示すことができるのは間違いなく世界中で宇城先生ただ一人だと言うことと共に、今自分が目の前で学ばせていただいていることは途轍もないものだという感動を感じずにはいられませんでした。
この「量子もつれ」の実証を体験して思い出したことは「百匹目の猿現象」の話でした。「百匹目の猿現象」はある一頭の猿がイモを洗って食べることを覚え、真似をして同じことをする猿がある一定数の臨界点を超えたことで猿の群れ全体に広がり、しまいには場所が離れた別の地域の猿の群れにも知らぬ間に伝播していたという話ですが、これを人間に例えるのなら、先生に学ばせていただいている私達塾生にとって大切なことは自分が率先して先生のエネルギーを伝播する一人になるということだと思います。塾生がそれぞれの居場所で先生のエネルギーを伝播する一人になることで、沢山の人の心から心へと先生からいただいているエネルギーが伝わることに繋がる。きちんと礼を行ったエネルギーが相手に次々と伝わっていった実証のように、先生からいただいているエネルギーも伝播してどこまでも広がっていくことができる。先生から合宿で示していただいた実証は物凄い力を秘めており、日常で活かしてこその実証なのだと思いました
今回の合宿の班稽古では普段の一人稽古ではなかなか気付けない所を指摘していただきました。自分の型や分解がどう見えているのか、どう映っているのかを指摘していただきました。私の課題は全体的に瞬発力を出していくことで、特にクーサンクーやパッサイでは一つ一つの動作をきびきびとすることで全体的な雰囲気がかなり変わるということを他の方の型を見ていて感じました。受けや突きにもキレを出していく。フワフワとした軽い動きにならないように日々の一人稽古で突き詰めていきます。
今回の大阪合宿では沢山のエネルギーを先生からいただきました。合宿の終盤の稽古では集中してエネルギーを先生から映していただき、「これだけエネルギーが入っていれば二週間は持続できる」というお言葉をいただきましたが、これをさらに長く持続させるのが日々の一人稽古なのだと思います。
先生からいただいたエネルギーを日常や職場での行動や実践を通じて映していく。自分の発したエネルギーは自分に返ってくるという先生の御言葉を忘れずに、一日一日が、24時間が稽古だという思いを大切にし、精進していきます。
宇城先生、大阪合宿での御指導をありがとうございました。
今後とも御指導御鞭撻をよろしくお願いいたします。
■ES 東京 自営業
二日間の大阪合宿でのご指導誠にありがとうございました。
ハンガリーセミナーに引き続き、「古典力学の空手から量子力学の空手」へのシフトを型、分解組手を通じてより詳細に学びました。
今回は榎本師範にご指導いただきましたが、「古典力学の空手から量子力学の空手」の過程を辿られており、私の呼吸が止まった型を、手を触れるだけで、呼吸が通るようにし、全く別の型に変えていただきました。
作られたカリキュラムを、繰り返すことで上達する「量質転化信仰」から抜け出すことのできないスポーツや他の武道の古典力学の学びとは全く次元の異なるご指導を受けました。
「呼吸が止まっている」というのは、いくら頭でわかってもできなければ意味がない顕著な例で、大人になると、古典力学的反復稽古では、一生かかってもできないと確信しました。以前から、先生より「師を映す」という言葉を繰り返し繰り返し述べていただきながらも理解できていない自分がおりましたが、あらためて量子力学の説明をしていただくと、先生も二人の師から、榎本師範も先生から、そして子供達は榎本師範から量子力学的同期をされている一連の大きな流れがわかり、我々とは学び方が全く異なっていることに気づかされました。
社会の変化がゆっくりで、時間的余裕があった時代は、古典力学的学びのスポーツや武道が許されましたが、社会がここまで急激に変化し、さらに人間的劣化が進んでいると、大人の変化を待っている時間はなく、量子力学的指導で子供に映し、さらに子供同士の伝播がいかに重要であるかを認識し、宇城杯の意義をより深く理解することができました。
正座をした人を二人が押さえ、残りの一人が呼吸の止まった型を行うと、正座をした人が押しつぶされ、「いかに人に迷惑をかけているか」が先生によって証明されましたが、これは大人が今何をすべきかを真剣に考えなければならない課題をいただいた気がいたします。既存の価値観にしがみつき、従来の指導・教育方法を続けることは、本人の善意とは別に「いかに次世代の子供に迷惑をかけるか」ということであり、「退場か真剣な変化か」を問われているように思いました。
明治以降、日本は欧米列強の影響で、富国強兵を第一に、江戸時代から全く逆の方向、すなわち欧米の即物的=物質的なものを中心として考え、そこに金銭的価値観が浸透しました。ある意味古典力学の時代だったように思います。
しかし、相変わらずの日米の新聞・テレビの古典メディアの従来の報道とは全く異なる結果となった、ドナルド・トランプの大統領当選は戦争、医療、金融、農業、食品、メディア、芸能等の様々な問題に対し、「民」の「何かがおかしい」という意思が主要メディアの威力を凌駕して、量子力学的に伝播されたことを意味し、すでに時代は米国から急激に変化してきているように感じました。
日本も米国の動きに大きく影響を受ける中で「経験がある大人」はより厳しい現実が待ち受けているように思います。
今回の合宿でのご指導は、これからの世界をどう生き抜くかの指標をいただきましたので、先を取り行動に移して参りたいと思います。
今後ともご指導よろしくお願い申し上げます。
■SM 福岡 会社員
宇城先生、榎本師範、拓治師範、いつも大変お世話になっております。この度の大阪実践塾合宿の開催およびご指導、ありがとうございました。普段の実践塾稽古よりもさらに、1つ1つの型、分解組手、様々な検証にじっくりと時間を割いて取り組むことができる合宿は濃密で貴重な時間です。今回の合宿で特に心に残ったのは、一人の人間の在り方が、エネルギー・波動として、周囲に良くも悪くも大いに影響を及ぼすことです。正座をして両肩を押さえられ、別の方が演武される型が正しい型だとすっと立てますが、間違った型だと両肩の重みが増して全く立てませんでした。厳しい見方をすれば、腕立て伏せ、ジャンプ、ラジオ体操、それに限らず日常のあらゆる場面での無関心、心なしの自分自身の中途半端な在り方が、自分以外の人に迷惑をかけるということです。目に見えない影響の度合いがいかに大きいか、知らず知らずのうちにどれほど周囲に自分は影響を及ぼしているかを実感いたしました。しかし、逆に言えば、これは希望でもあると感じます。自分がエネルギーに満ちた身体になれば、自分自身にとどまらず周囲にもプラスの影響を及ぼすことができます。先生が常々おっしゃる「一人革命」とはこのことだと感じました。自分が起点となり、他の方にエネルギーを与えることができる利他の行動をとれば、その影響は伝播し、連鎖し、広がっていくという希望です。実践塾の稽古では、型と分解組手を通じて、自分がいかにできていないかを痛感すると同時に、今できないことができるようになれば自身のステップアップにつながるという希望も感じることができます。それは、宇城先生が常にだれよりも早いスピードで進化、変化され、塾生一人ひとりそれぞれにとって何が次のステップであるのかを瞬時に見抜いてご指導下さり、また、その根底には宇城先生が塾生一人ひとりの変化・成長を心から願ってくださっている情熱があるからこそだと感じます。「失敗には必ず理由がある」とご指導くださった通り、本来はできるはずが、自分で不要な力を入れてできなくしています。あるいは、脇が空いている、肘の絞りが甘い、中心がずれている、など。それぞれが持つ癖、我により理合いから離れてしまい、本来の潜在能力の発揮ができなくなっているのだと。グループに分かれての稽古では、拓治師範のご指導で、分解組手における悪い例と良い例を交互に示していただき、自分の現状や癖を知る、そしてそこから直すための手掛かりを得る貴重な時間を過ごさせていただきました。
合宿の後、また改めて先生のご著書『武術の実践哲学 宇城空手』を読み返しておりました。(P.237)「外形・内形の合一をはかるために、応用組手・自由組手があるのですが、ここではさらに究極の防御を学びます。つまり、自分を守る。守りの中から攻撃する。これが本来の防御です。防御の技は型から生まれる。つまり、型は防御なんですよ。逆に言うと、型がなければ、すべて攻撃に変わる。攻撃だけだと、すべてがいちかばちかであり、相手が強ければ、負けるのは必然です。型は自分を守るということを教えてくれるのです。」とあり、宇城空手の本質が、大事なものを守る・護ることにあることを、今回の合宿での学びと合わせて、また感じることができました。
いつもありがとうございます。これからもご指導のほど、よろしくお願いいたします。
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