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第2回 関東教師塾が開催されました

関東地区でも宇城塾長より学びたいという教師たちの強い思いに塾長が応え、一昨年の特別教師塾の開催を経て、昨年10月に第2回関東宇城教師塾が開催された。そしてこのたび2回目の教師塾が、2024年12月7日(土)に、埼玉大学教育学部附属特別支援学校で開催された。当日は東京、埼玉、神奈川をはじめ、遠くは秋田、山形、栃木、長野、愛知から17名の教師が参加した。今回も小・中・高・大、特別支援など様々な教育現場に身を置く塾生に対し、宇城塾長はすべての教育の根本にあるものをご指導くださった。


まず冒頭では、不登校や闇バイトの問題、とくに後者の問題を掘り下げて説明され、今後は人身売買まで起こる可能性があることを示唆され、子どもを取り巻く環境が日増しに悪化していることを厳しく塾生に認識させるところから始まった。そして、今の劣化した日本の状況について様々な角度からの説明があり、こうした世の中を変えていくためには最終的には教育しかなく、そのためには教師と親がまずは変わらなければならない、というお話があった。講義では、銀河系も太陽・地球などもすでに存在していること、科学は古典力学から量子力学へと移っていること、しかしそれらの科学は既に存在するものの理屈づけにすぎず、目に見えない気のエネルギーの実践・実証こそがより重要であり、さらにそれを基盤とした未知の科学が求められる、というお話などがあった。





その後は実践と講話を織り交ぜて身体で理解させるという塾長独自の方法で様々な指導が行われた。

例えば、


宇城塾長が気を通すと、椅子が持ち上がらなくなる。


     

離れた場所に椅子を置いても、塾長が気を通すと持ち上がらなくなる。


 

 塾長の著書をタブレットで表示すると、同様に椅子が持ち上がらなくなる。

しかし他の著者の本で試してみると、簡単に持ち上がる。



前列の肩に手を置くだけの状態の列を引く。もちろん塾生がやると2列目から切れたが・・・

宇城塾長がやると、手が離れず全員が動かされる。



塾長が気を通すと、列を横から下に崩そうとしても、びくともしない。



また塾長より、教師は無意識に「教師と生徒」という壁をつくっており、生徒はそれを敏感に感じ取っている、というお話があり、生徒と同じ目線に立ってから行動すると、その対立構図はなくなって調和する、という指導があった。実際に教室を一度回ってから授業を始めると調和する、という検証もさせていただいた。


列(生徒)の周りをぐるっと回ってから先頭者を引くと、

調和して全員が動く。




今回の教師塾では、宇城塾長の気を用いた様々な実践講義を通じて、塾生自身が気というとてつもないエネルギーを体験するとともに、そのエネルギーを得て元気になり、明日からの教育に取り組む活力をいただいた。また、様々な角度から宇城塾長の教育に対する強い思いに触れ、「生徒の心に火をつける」ためには教師自らがまずは変わらなければならない、という覚悟を固めさせるあっという間の2時間だった。懇親会ではさらに宇城塾長より、ものの見方、考え方、そして塾長の生き様について学び、皆が塾長の指導の下で変化していくことを誓い合って帰路についた。



 

受講感想文

 

【M.K 50代 栃木 高等学校】

 宇城先生ご指導誠にありがとうございます。身近で宇城先生のご指導を受けさせていただき改めて、宇城先生の凄さを実感しました。

 いちばん体に残った体験は、生徒と同じ方向を向いて(寄り添って)前から引っ張ると、本当に雰囲気が変わり軽く引っ張ることができました。日常、生徒に指示するとき一度同じ方向を向いて行ってみようと思います。寄り添う気持ちで支持ができ、生徒が気持ちを込めて動いてくれたらもの凄いことだと思いました。また、お腹が痛い人に対して「大丈夫ですか」と寄り添うと簡単に大勢を引っ張ってしまうエネルギーが入ってくる体験も学びました。実際に、体調が悪い生徒に対して寄り添ってあげることを現場で実際に行ってみたいと思いました。


 また、改めて驚いたのは、ただのイスを4人でも持ち上げられなくなった体験でした。常識では考えられません。宇城先生からエネルギーをもらったイスが重くなり持ち上げられなくなっていました。宇城先生からでた電波がイスにエネルギーを入れたと考えられます。まず電波が出ないと何もできないとしたら、電波を出せるようにしなければならないと思いました。学校でも、良い電波を出せるようになったら、もっと私の周りの生徒、教員、実習助手はよい環境で仕事ができると思いました。自分が良い電波を出せるようにならなければならないと思いました。そのため宇城先生からもっと学ばないと電波は出てこないと思いました。変化し進化する。現状維持は退歩である。今の環境は現状維持です。変化することはとても怖いです。しかし、真実に向かっていかなければなりません。生徒のためにまず自分が変化しなければなりません。そのためこの教師塾で宇城先生から学んでことを現場で1つ1つ実証していく努力をしていきたいと思います。そして結果を出していきたと思います。


 ご指導誠にありがとうございました。また、このような学ぶ機会をいただきましてありがとうございました。感謝申し上げます。今後とも御指導よろしくお願いいたします。 



【T.Y 50代 愛知 大学】

今年も関東教師塾を開催していただき、本当にありがとうございました。また、今回も厳しくご指導くださり、心から感謝を申し上げます。

 まず教師塾を終えた後の率直な感想としては、教師である私自身が本当に変わらなければいけない、そして何よりも変わってみせる、という強い思いとエネルギーが内から湧いてきたことです。

 教師塾は空手実践塾とは違った厳しさと緊張感があり、教育に対する先生の強い思いと教えをストレートに受けられる本当に貴重で有難い場です。教師に特化した塾を開催していただき、本当に感謝の気持ちで一杯です。また同時に、それだけ覚悟をもって臨まなければならないことを、強く実感しています。

 どんどん劣化していく日本の状況、なかでも子どもたちを取り巻く環境がますます悪化していく状況にあって、先生がおっしゃった「政治では変えられない。変えられるのは最終的には教育だけ。そのためにはまず教師と親が変わらなければいけない」という言葉が強く心に突き刺さり、教師としての責任の重さを深く噛み締めました。

 そして先生より、しかしその教師が一番勉強していない、また勉強の仕方もわかっていない、そして生徒との向き合い方や生徒への教え方もわかっていない、さらに今の教育システムのなかで奴隷になっている、というお話があり、非常に厳しいご指摘ですが、本当にそうだと納得すると同時に、自らを振り返って深く反省させられました。そしてだからこそ、宇城先生から真剣に学んで何としてでも自分自身を変えようという強い思いとエネルギーが湧いてきました。

 そして、今回はその変わるべき方向について学ばせていただきました。教師は何をどうやって勉強していけばよいのか、生徒とどのように向き合っていけばよいのか、また生徒に何をどのように教えていけばよいのか、さらに奴隷にならないために自分をどう強くするのか、などを身体を使った実証と様々な講話を織り交ぜてご指導くださり、たくさんの糸口や課題をいただきました。


 現在は宇城先生の教えを振り返りながら、大学教育のなかで学生とどう向き合っていけばよいのか、また何をどう教えていけばよいのか、さらに学生に教えるためには自分がどう変わり、何をどのように勉強していけばよいのか、等々を自問し実践する毎日です。

 そして、そのすべての基盤には目に見えない気というエネルギーがあるこを、様々な検証と講話を通じてご指導いただきました。先生が気をかけると椅子が重くなるという検証をはじめ、エネルギーを充満させると目線が変わることや、細胞を背中側や胸側に移動させること等々、見えないエネルギーこそが何よりも重要であり、そのエネルギーによって私たちも世の中もすべてが成り立っている、ということをこれまで以上に深く実感させられました。

 また、気という未知のエネルギーとその実践が、どういう位置にあってどういう意味をもつのかを、広い視野から学ばせていただきました。銀河系や太陽、地球、月などはすでに存在していること、そして科学は古典力学から量子力学へと移っていること、しかしそれらの科学はすでに存在するものの理屈づけにすぎず、それよりも未知のエネルギーの実践・実証こそがより重要であり、さらにその未知のエネルギーを基盤とした未知の科学こそが求められる、という先生のお話が、心に強く残りました。


 また、私自身がこれまでやってきた歴史研究はどうなのか、と改めて自問させられました。一次資料などを用いて過去の出来事を再構成していきますが、やはり結局のところ過去に存在したものをいろいろ解釈するにすぎず、先生がおっしゃるようにそれは理屈づけにすぎないことを、改めて深く実感しました。3年前にこの点について厳しくご指導いただきましたが、今回改めて、人間が持っている潜在力の引き出しや、未知の科学に向けて、本当に歩み始めなければいけないと強く思いました。いらないものを捨てると時間ができるので、それで本当に大事なことをやればよい、という先生の言葉が、心に強く響きました。

 教育面に関しては、無意識に教師と生徒という対立関係をつくっており、自分は教師だという電波を出しているというお話や、生徒に寄り添ったり同じ目線に立ったり、列の周りをぐるっと回るとその対立関係がなくなるという検証が、とくに印象に残っています。自分では学生に寄り添い、同じ目線に立つよう心がけてきたつもりでしたが、それが全然できていなかったことを自覚させられました。

 普段から学生や教職員などから先生、先生と言われ、無意識に自分は先生だという電波を出しており、それが真の調和を妨げていたことに、気づかせていただきました。

 また同時に、家庭での妻との関係でもそういうところがあることに気づかせていただきました。自分が頑張って稼いでいる、という意識がたまにでることは自覚していましたが、そう考えるのはやめようと何度も意識で抑えていましたが、もっと深い無意識の領域で電波を発していたことがわかり、深く反省させられました。私自身が非常に驚いていますが、教師塾のあと妻との関係が一瞬で変わり、信じられないくらい良くなり、家庭内の空気が本当に和やかなものに変わりました。対立の原因がどこにあったのか、これまでは他責で妻に原因があると考えていましたが、実はそうではなく、原因は自分にあり、その自分が変われば周りも変わる、ということを今回の経験を通じて強く理解することができました。

 今回の教師塾でもっとも反省したことは、師に対して心をちゃんと開いていない、ということでした。教師塾は人数も少なく先生との向き合い方が常に問われますが、心が逃げているし、また良く見せようという欲も出たりして、自分を全くさらけ出していないのがよくわかりました。心をすべて開き自然体になれない自分に本当に嫌になると同時に、ここを克服しなければ何も始まらない、と深く反省させられました。

 宇城先生、このたびもご指導くださり、本当にありがとうございました。これからも教師塾の仲間とともに先生から学び、自分自身を変えていく決意です。

 今後ともご指導を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。



【K.M 30代 埼玉 特別支援学校】

昨年に続いて2回目の参加となりました。以前も他者を許す・愛することなど教員として(人として)大切なことについてのお話をいただきましたが、今回改めてお話しを伺って、日々の自分を見つめ直すきっかけとなったと思いました。今後もすぐに実践できることはないと思いますが、胸に秘めて過ごしていきたいと思います。

 また、今回は足の怪我に加えて日々の疲労感から頭痛なども感じながらの参加でした。他の先生方と手を触れ合ったり、一緒に体を動かしたりする中で、不思議とどちらも軽くなり、すっきりしたような実感を得ました。全てを体験できなかったのが残園ではありますが、良い時間を過ごすことができてとても嬉しかったです。また次の機会に参加させていただきたいと思いますし、楽しみにしております。ありがとうございました。



【M.K 50代 長野 養護学校】

 宇城先生、本当にお忙しい中、私たちのためにお時間を作っていただきありがとうございます。またこの教師塾に参加させていただき感謝申し上げます。iPadに書かれていた先生のメモから、どれだけ先生が私たちのためにご準備いただいたかを思うと、一言も聞き逃してはいけないという思いと、教師塾の熱量をできるだけ身体で感じておきたいと気が引き締まりました。


 今までの古典力学で考えるx,y,z軸に時間を加えた4次元で物事を見ていては、今までと何も変わりません。「現状維持は退歩」のお言葉通り、さらに目に見えないものを加えた5次元を実際に体感させていただけていることは、先生のご講義以外にあり得ません。ハンガリーセミナーにて、スクラムを組む大人に対して押して倒す検証のビデオを拝見しました。フルコンをやっている大人は当然倒すことはできませんでした。それだけでなく同じくフルコンの子供までも倒せませんでした。それに対して宇城空手を学ぶ子供は倒すことができました。フルコン空手と離れて10年が立ちますが、自分はいまだに、このフルコンと同じことを子供たちに伝えてきているのではないかと、背筋が凍る思いがしました。「元々人はそういう能力を持っている」と先生は仰いました。教育とは、生徒の潜在能力を引き出すのが本来の姿であるはずです。現在、自分を含め学校の現場では、その真逆であろう能力を閉じ込めてしまう指導を行っていると感じます。それがこのビデオの検証と重なって見えました。


 また、数人がつながった状態の手を引く検証を体験させていただきました。「自分は教師だ」などとは思っていないつもりでしたが、実際に数人がつながった手を引こうとするとせいぜい一人を引くのがやっとでした。実証してみると答えが出ます。全員を引っ張ることができないということは、思っていないつもりでも、そういう雰囲気を出してしまっているということです。つまり生徒に寄り添っているフリをしているだけで、寄り添った指導ができていないということです。ところが先生のご指導で、生徒の目線で横に並ぶ、または一人一人を見ながら列を一周したところ、驚くくらい力を入れなくても列は動きました。列を引くことができたときの感動は忘れません。列になって並んでいるときに感じたのは、引く側に人が半周ほど回ったときにふっと列の雰囲気が柔らかく変わったことです。それがわかったことも感動でした。


 私はこの4月より知的障がいの特別支援校に異動になりました。特別支援は、病弱と盲の学校は経験がありますが、本格的な知的の学校は始めてです。8月より重度のてんかん発作のある高校生に1時間半の授業を週に4日行っています。本人に悪気はなくコミュニケーションのつもりだと思うのですが、平手で私の手や体をよく叩いてくる生徒です。フルコンをやっていた経験からか、いつも叩いてくる平手をはじき返すような感じでいました。教師塾の翌週の月曜日に、教師塾で列になっているときにふっと感じた柔らかい雰囲気を思い出してその生徒に接してみると「ん?」という顔つきをします。そして叩かれるときの音、さらにそれに対する私の感じ方も変わったような気がします。自分が変化すると子供は敏感にその変化に応じてくれます。目に見えないものの深さを実感しました。


 目に見えないものという点で、先生のお話のなかにあった「教師の負の電波が生徒に伝わっていて、ある日突然フラッシュバックするときがある」ということです。本当に恐ろしい話であり、身近にいる大人としてあってはならないことだと感じました。逆に考えれば、よい電波も伝わっていくということだと思います。そういう身近な大人でありたいし、そうあれるよう学び続けていきたいと感じました。

 今回もたくさんの感動と気づきをありがとうございました。本当にあっという間の2時間でした。この熱量、学びを現場にいかしていけるよう努力、精進してまいります。今後ともご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。



【N.H 50代 神奈川 小学校】

 この度は、教師塾でのご指導をありがとうございました。昨年の教師塾でもお話がありましたが、教師が世の中を知らなさすぎる、勉強不足であるとのお話、自分自身を振り返って、恥ずかしながらご指摘の通りであると思いました。オレオレ詐欺、闇バイトの次は人身売買であるとのお話。大切な子どもたちをそのような道に進ませないためには、家庭そして学校での教育が何よりも大切であると、思いを新たにいたしました。


 講義の中で、前日にアーカイブでも配信された仙台道塾での動画『子どもがもつ潜在力と未来への可能性』を見ました。以前にUKアカデミーでも短い動画を配信していただいていたので、内容は分かっているつもりでしたが、あらためて見ると、すごい内容だと思いました。通常の何もしない状態で跳んだ時の記録から、先生の指導を受けてからの記録の伸びは驚異的でした。それよりも衝撃的だったのが、ラジオ体操などをした後の記録が、何もしない状態より悪い記録になったことです。一般的には『効果あり』とされている筋トレや柔軟体操、ラジオ体操などが、全く逆効果になってしまっていました。教師が学校で行っている授業、指導なども大なり小なり似たような結果を引き起こしているのではないかと思いました。教師自身は良かれと思ってやっているだけに、子供の持つ潜在力を却ってマイナスに導いているのは罪深いことだと思いました。


 先生より指導を受けた中学生が、先生から『早くフィールドに立ちたくなるだろう。』と声をかけられると、嬉しそうにうなずいていたのが印象的でした。ワクワクして自ら試してみたくなる、これこそが本当の指導であり、潜在力を引き出す教育のあり方だと思います。

 5人並んだ列の先頭の腕をつかむことなく、手のひらを合わせるだけで引く実践を行いました。通常では手と手が滑ってしまい、とても引くことはできません。そこで先頭の人の横に立ち、同じ方向を向いてから手を合わせると引くことができました。さらに、列の先頭から後ろまで行きさらに前にもどって1周して歩いてくると、手を合わせる前に並んでいる方が、ついて行きそうな感じになりました。私にとってこれらの実践は、今の時点ではエクササイズ的な効果しか出せないと思います。ですが、この実践の奥にある何かをつかむために、早速教室で取り組んで参りたいと思います。

 今後ともご指導のほど、よろしくお願い申し上げます。



【H.M 50代 東京 高等学校】

宇城先生、第2回関東教師塾を開講してくださりありがとうございます。少人数の受講なので宇城先生に申し訳ない気持ちと、宇城先生を極めて近くに感じることができる嬉しさが交差して、世界一幸せな時間を過ごさせていただきました。 

 学校の現場では宇城先生が、おっしゃる通り奴隷として働いています。就職したばかりのころは職員の人数も多く、働き方にも余裕があり和気あいあいとしていたように思い出されますが、いつのころからか職員の間でギスギスした感じが漂い、生徒と向き合う時間よりも机上で書類に追われる日々が長くなりました。 


 生徒ひとり一人に、考え調べさせる時間よりも、時間内に決められた範囲を終わらせることに追われ、生徒も教員も疲れ果てて病休をとる教員が増えています。生徒も登校ができなくなり進路変更をする者もいます。 

 昔と今を比べると、宇城先生のおっしゃる通りで魅力ある先生が減ってきている感じがします。その理由は勉強不足です。「一に勉強、二に勉強・・・」宇城先生が、いつも見せてくださっているように勉強をして魅力を身につけなければ、生徒が可哀想だし生徒が離れていくのは当然だとやっと感じ始めました。 

 大谷翔平の動画を見せていただきましたが、ゴミ拾いは宇城先生が「人の喜ぶことをしなさい」と昔から教えてくださり、職場のゴミ拾いから始めました。最初は見ても見なないふりする自分がいましたが、何も考えずに、ただゴミを拾うことだけに集中してゴミ拾いを続けていましたら、パッサイの分解で「まわし、取り、投げ」が得意の技になり、これはゴミ拾いのするようにやってみたらと伊藤先輩にヒントをいただき、自分の中で日常が空手に繋がるという検証となりました。 


 教師塾は、直ぐに使える技を教えていただけるので、今回も「生徒と同じ目線に立ってから手を引っ張るとついてくる。」とか「体は真実を知っている」とかを「エネルギーのある人が書いた書籍にはエネルギーがある」とかを教えていただき、心に改めて刻み込みました。 正座して後ろに立った人が正座している人の耳を引っ張るという検証は、宇城先生が気をかけてくださると、側頭部にじわじわした感覚が走り、耳がつるつるして滑って、耳を引っ張られても痛く感じることがありませんでした。 

 出来なくしている日常の自分を、宇城先生がエネルギーを与え、出来る体に戻して元気にして頂ける貴重な時間となりました。宇城先生に深く感謝しています。このエネルギーを生徒に活かすことができるように努力します。今後ともご指導よろしくお願いいたします。



【O.Y 40代 埼玉 特別支援学校】

 この度は教師塾でのご指導、ありがとうございました。塾の中でたくさんの励ましをいただきました。出せていないけれど、持っている力はある…そんなメッセージを随所でいただきました。宇城先生には、私が自分に自信がもてなかったり、自分にはできないのではないか、とどこかで思ったりしていることがわかってしまっていたのだと思います。エネルギーの塊のような子どもたちに対して、自分が言っていること、やっていることは本当に子どもたちのためにやっているのか、大人のエゴか、と考えてしまうところがあります。迷ってしまう時点でまだまだなのですが。それでも、まだできることがある、と思うことができました。みんなで渦を作る中心にしていただき、ありがとうございました。

 「物理的に何もされていなくても、エネルギーが伝わって性的虐待を受けてしまっている」というお話は衝撃的でした。でも、逆に自分がよいエネルギーを持てていれば、それも子どもたちに伝わる。愛情をもって接していれば子どもたちに伝わる、と言うことだと思うので、そこに希望をもつことができました。


 「木を見て、森も見る。」私は「木を見て、森を見ず。」になってしまっていると思います。今回の実践の中で、向かい合って引っ張ろうとすると対立してしまうが、並んでいる人たちと同じ視点になる、並んでいる人たちのまわりを歩き同じ視点になるだけで対立から調和になるのを感じました。「子どもと同じ視点に立つだけで変わる」というのは日々の中でできることなので、実践していきます。前回は、目の前に人だけでなく列の全体を見ることで調和できる、という実践もありました。視点を変えて見る、ということが大事だと思うので、何か1つのこと、目の前のことだけに意識が向いてしまっている、と感じた時ほど意識して視点を変えていきたいです。


 それから、相手に両手で手をかけると相手と調和できる、という実践がありました。先日、子どもたちと校外に出る機会がありました。電車で出かけたのですが、途中「かばんを持ちたくない。みんながそろうのを待てない。」と怒って泣いてしまった子がいました。たまたまですが、その子が少し落ち着いたときに私は彼女の右手の下に自分の右手を置き、左肩に左手を添える、という形で歩き始めました。すると、彼女は静かに一緒に歩いてくれました。手つなぎも好まない子なので手を握らず添えるようにしたのですが、この時は、彼女との間の壁がなくなっていたのかもしれません。

 この度も、少人数でぜいたくなご指導の時間をいただき、本当にありがとうございました。学べる場があるということに心から感謝しています。



【S.R 20代 東京 中学校】

 関東教師塾でのご指導ありがとうございました。志を同じくする方々と同じ時間を過ごす機会をつくってくださりありがとうございました。先生が繰り返し言われていた「教師が学ばなければならない」という言葉。何度も同じことを言っていただき、自分が今やるべきことは何か今一度見直さなければならないと感じました。また、それを体現してくださる宇城先生の存在が自分たちにとってどれだけ大きな希望であるかを再度実感しました。宇城先生には遠く及びませんが、今いる学校の生徒たちにとっての自分の存在が自分にとっての宇城先生の存在に少しでも近づけるよう行動していきたいです。 そのために、自分にできることは「行動する」ただこれに尽きると思います。宇城先生はいつも私たちに行動が伴っていなければ言葉は何も意味を持たないことを様々な実証で示してくれました。


 「挨拶をしよう」「仲良くなろう」など言葉では何とでも言えます。そうではなく、「挨拶をすること」を教えたければ率先して誰よりも挨拶を元気にする。「仲良くすること」を教えたければ、自分が他の教師や生徒のことを誰よりも考えて行動する。そしてその姿勢を子どもだけでなく、他の教員に示すことが一人革命に繋がるのだと感じました。 教師を含め、大人が子どもにできること多くなく「言葉に逃げず、行動で示す」これが軸になければならないと感じましました。どんな話術もこれには及ばず、子どもはこのことを敏感にキャッチします。教師といえど、根底にあるのはやはり大人同士の人間関係で、そこが定まっているかどうかが教育の質にも大きく影響することを実感する機会が増えてきました。宇城先生に教えていただいたことをまずは自分が行動すること、それを継続すること、その輪を波のように広げていくことこれが今の自分が目指すべき道だと思います。そのために「病人に声をかけると強くなる検証」や「手を握った状態で肩に手を添えると相手を引くことができる検証」での感覚を大切に、常にこれらの検証をやっている感覚でいられるよう丁寧に過ごしたいです。

 この度は教師塾を通して、多くのことを教えていただきありがとうございました。先生に今回教わったことを継続し、精進していきます。 来年もどうぞよろしくお願いいたします。



【S.A 60代 埼玉 中学校】

 宇城先生、第2回目の関東教師塾でのご指導大変ありがとうございました。少人数で間近に宇城先生のお話と体験をさせていただきましたことに感謝いたします。指導者がしっかり勉強した上で指導しないと間違った指導をしてしまうという宇城先生の教えは、まさに直接子どもたちを指導している我々教師にとっては、常に念頭においておかなければならない言葉だと思います。今回の教師塾でも改めてそのことを実感でき我々の使命の重さを感じています。


 私自身、現在再任用という形で長年勤務していた中学校の現場に戻り教員をしていますが、約10年間管理職として授業から離れていたため、直接子どもたちに授業を教えるのはしばらくぶりとなります。私が教員になった40年前と比べても意味がないかもしれませんが、ほんの10年前と比較しても学校を取り巻く現状は様々な面で難しくなっていると感じます。特に今年度赴任した中学校は大規模校ということも相まって、私の経験してきた教員生活の中でも一番多忙感を強く抱く学校で、物理的な余裕も心理的な余裕もほとんど持てない状況です。

 一度退職してからこの様な職場に異動になるとは思っていなかったので、ある意味カルチャーショックを感じる日々です。教育委員会からは様々な指示や要求や調査などが入り、特に真面目にやろうとする教員は日々疲れ切っている状態で、今年度病休に入った教員が3人となりました。休職者の代員はほとんど見つからず、残った教員が更に追い込まれていくという状況です。今回休職した教員の1人は、かつて私が30年ほど前に担任した方で、日々親身になって子どもたちの対応をしていた教員でした。しかし、生徒よりもいわゆるモンスターペアレントと言われる保護者の対応に苦慮し休職となってしまったようです。まわりの教員への相談もできず追い込まれてしまったようで突然の休職に私を含めて多くの職員が驚きました。彼女の悩みに気付けず、何もしてあげられなかった私自身にも悔いが残りますが、今年度いっぱいの休職で復帰できるかどうか不安が残ります。一度休職してしまうと同じ学校での復帰はかなり厳しくなってしまうと思われます。このように教員としての本来の業務以外の仕事が増すことで、個々の生徒への対応は当然疎かになってしまいます。学校の状況を含めて家庭状況の変化等の影響もあってか1クラスの長欠の生徒は3~5人という異常な状況です。先日の期末テスト時には、8人が欠席したクラスもあったほどです。また、自殺願望を持っている生徒も多数いるため、保護者から飛び降り防止ということで校舎の窓を大きく開けられないようにしてほしいという要望があり、学校中の全ての窓が10cm程度しか開かないようにネジ止めされています。この様な状況を鑑みると、学校現場の現状は悪化の一途を辿っているように感じてなりません。様々な家庭環境の生徒を受け入れざるを得ない公立学校の宿命とも感じますが、宇城先生が常々仰っているように、学校の質、教員の質が低下していることも事実として痛感しています。今までも教員は世間知らずだと散々言われてきましたが、確かに眼の前の仕事や作業に追われている影響なのか本人の資質なのかはわかりませんが、日本や世界の情勢に関心を払っている教員は皆無です。社会科の教員ですら社会の動きに敏感な教員はほとんどいない状況です。まして先を見ながら仕事ができている教員は希です。また、生徒に対して世界の状況と日本との関わり等を話す上で重要な各国の動きや思惑を伝えようとすると、政治的で差別的な話として受け取られ保護者から苦情が来ることさえあります。反日教育を行っている国の人々が日本をどう見ているのかといった話をすることさえ気を使います。正直に正確に他国の状況や国際情勢を伝えることさえできないことが大きな問題と言えます。愚痴のような話になってしまい申し訳ありません。


 今回の教師塾で先生が冒頭で話された、闇バイトの次は人身売買が起こなわれるということですが、早速次の日に世界の人身売買の件数が5年前と比較し25%増加したという国連の報告のニュースを見つけその増加量に驚きました。内訳は成人女性が39%で、子どもが38%を占めているようで、日本でも同様の事件が増えてくるのは必至な状況だと感じました。こうした世の中を変えていくためには最終的には教育しかなくそのためにはまずは教師が変わらなければならない、多忙なのは当然でありそれを超えていくことが必要であるとのお言葉は心に刺さりました。また、現代の科学は既に存在している様々な現象に対しての理屈付けを行っているに過ぎないとのお話がありましたが、太陽と地球や月が絶妙な距離を保ちながらすごいスピードで動いていることもそれぞれが持つ目には見えないエネルギーの存在を示しているものだと思い、先生が瞬時に出される同様なエネルギーを使った実践・実証の凄さを改めて感じました。今回も様々な体験をさせていただきましたが、1列になった塾生の周りを一廻りするだけで相手と調和し全員を動かすことができたことに驚きました。教室での「教師と生徒」という対立構造に対して生徒と同じ目線に立って行動することで調和できることを知り、週明けから早速授業前にニコニコしながら教室を一周するようにしましたが、最初は構えていた生徒の雰囲気が柔らかくなり少し調和できたことを感じました。教師が変わらなければ子どもは変われないと肝に銘じ、多くの場面での調和を心がけていきたいと思います。多忙感が続く現在の職場ですが先生の気のエネルギーをいただき元気になりました。


 懇親会では、宇城先生の隣に座らせていただきましたが、先生が出されるエネルギーについて稚拙な質問をして、つまらない質問をするなとお叱りを受けてしまいましたこと大変失礼いたしました。まだまだ勉強が足りないと反省し、質の高い質問やお話ができるよう更に精進してまいりたいと思っています。

 また、この感想文を書いている時に先生の新刊が届き、感動しながら読ませていただきました。小林氏が客観的な目で見た宇城先生自身のことや先生の言葉の意味を分析した文章もわかりやすく、何と言っても先生との出会いから現在までのことを交えて先生が過去に言われていた言葉や指導内容などを知ることができ、より宇城先生の教えの深さに感銘を受けました。宇城先生のことを知らない方にもわかりやすく興味を引く内容であり、素晴らしい一冊だと感じました。運動部の顧問をしている先生方に薦めて読んでもらいたいと思います。宇城先生今後ともご指導よろしくお願いいたします。



【N.Y 50代 東京 高等学校】

この度は御多忙の中,第二回関東教師塾を開催してくださいまして誠にありがとうございました。第一回関東教師塾に参加させて頂いてから早2年、あの時の衝撃とも言える感動は忘れられません。あの時、変わったなと思った教室の生徒たちは当時一年生でしたが今は三年生です。よい信頼関係にあります。

 今回も宇城先生の教育現場への叱咤、気の作り出す未知のパワーに導かれて翌日からの教室の雰囲気が確かに変わりました。

 入室の際の礼、授業前に教室を一巡りは本当に効果があります。あるクラスは嫌々,促されて号令をかけていた号令係の女子が生き生きとした表情で、またなかなか始業の号令のかからなかったある男子生徒のクラスは私が入室するや否や号令のかかるクラスとなりました。教員生活30年以上になりますが、こんな劇的な変化は初めての経験です。

 宇城先生のお導きに感謝の念が尽きません。

 小さな一歩かもしれませんが、一人教育革命です。毎日を楽しい気持ちで教壇に立っています。 また蛇足ですが今回は夫も誘い一緒に参加しました。家庭内でも新たな風が吹いている様に感じます。誠にありがとうございます。



【F.N 50代 東京 私学職員】

宇城憲治先生

いつもご指導賜り誠にありがとうございます。

第2回関東教師塾のお許しをいただき、ご指導を賜り誠に有難うございました。3次元、4次元、そして5次元の世界を、実際の検証を通してご指導いただきました。

 3次元のただのからだ。時間をかけてもただ移動をしているだけ。5次元には情報領域があり、その領域の部分が大切であることをお教えいただきました。宇城先生は自在に5次元の空間を操り、我々にその領域を体感させていただきました。

 量子力学机上の理論の遥か先を行く実証、そして、我々が日頃取り組むことができる、心を乗せていくことによる変化を通して、学校教育にとどまらず、今の社会に不可欠のことであると痛感いたします。


 会場には、宇城先生の暖かい御心が降り注ぎ、全てが調和されていて、心身にご指導が染み渡ってきた感覚が今もなお残っております。先生からご指導をいただいて、日常の対立の空間に戻り、今までの自分とは違う、芯があるというか、明らかに周りとは差がでるくらいの何かを授けていただいたということを感じます。

 自ら出し入れができない状況、次元の低い自分自身の状態も教師塾の中で痛感いたしましたが、未来を担う子どもたちのために教師自体が変化成長しなければならないということをご指導賜り、私の弱さを自覚でき、そして、先生から授けていただいた優しさや強さを鮮明に心身に感じることができ、現場での取り組みに希望と光が見えてまいりました。


 児童生徒のみならず、保護者、教職員全ての間において、喜びが溢れる空間にしてくことができるよう、先生の御心をのせ、私自身の心を磨き、日常に向き合っていくよう心に誓いました。ノーベル平和賞の授賞式において、代表の田中さんのスピーチでは、核を使用する側、使用される側にもなりうること、行動のある理想が核のない未来へ近づくことができると締めくくっていました。常日頃、宇城先生より、フランクルのお話や、机上の理論ではなく常に実証ということをご指導いただいていますので、表面上穏やかな口調でしたが、魂のこもった命をかけてきた行動のエネルギーがこもっていると感じました。

 子供達の未来のため、日々精進し、エネルギーの溢れる空間を創造して参ります。今後とも、ご指導、ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。



【I.K 60代 東京 高等学校】

宇城先生

関東教師塾でのご指導心より感謝申し上げます。

宇城先生の子どもたちへの熱い思いがそのまま熱く伝わったご講義でした。独自に開発創出されたエネルギーを身体で受けとめることができ、今も熱く心が燃えています。

 机間巡視をするように、列に声を掛けるように目を掛けながら一周して帰ってきて、列の先頭を向いている正面へ誘導すると、何の抵抗もなく簡単に列全体を誘導できました。感動しました。寄り添う時と同じエネルギーが働いていると思いました。調和エネルギーが生まれる心の温かい働きを感じました。


 子どもと同じ所までおりていき、共感し、思いやり、彼らに寄り添って生き様を応援することが教師の大切な仕事だと身体に刻みました。心のエネルギーを引き出すこと、心豊かに生きられうように子どもたちを守ることが教師の大切な役目だと思いました。

 『宇城空手の真髄と継承』からエネルギーが出て、身体が重くなり動けなくなりました。『アムリタ』にも同様の変化を感じ、ちょっと驚きました。しかし、他の著名な作家の書籍でもそのような変化は起きませんでした。

 『聖書』も変化を起こせません。世界中の人々が「絶対神」の「救い」を心の支えにしている歴史的書籍でさえ、調和への変化を起こせません。それどころか調和とは真逆の争いや分断による統治と破壊が歴史を貫き、不安や不幸が世界中に蔓延して今日に至っています。

 宇城先生のエネルギーによる様々な実証の中にこそ、古典力学、量子力学こえ今から未来に向かっての人類普遍の「救い」心の支えの科学があると確信します。宇城先生の道の教えの中にこそ、これからの人たちに対する教育の全てがある、そう言っても決して過言ではないリアルな体験と実証でした。この宇宙を貫くエネルギーを心で受けとめ増幅させた真心(愛)で未来(地球と子ども)を守る役目を親と一緒になって教師は果たさなければなりません。

 残りの教員生活を子どもたちに寄り添い、生き様を応援していきます。 ご指導ありがとうございました。



【O.R 40代 埼玉 小学校】

宇城先生

ご指導いただきありがとうございました。

現在、小学校六年生の長男が今年の10月から学校に行けなくなっています。学校の教師、親にイライラしているのが原因だと話しています。教師塾に参加して、親が学ばないといけないと感じました。

 私は休日に地域の陸上クラブチームのコーチをしています。子どもたちにスポーツを楽しむ事を伝えていきたいと思いました。今までは競わせたり、走るタイムをとったりする事で、やる気を起こす工夫をしていました。楽しむための仕掛けや工夫に力を入れたいと考えました。

 特別支援学級の教員をしていて最近悩んでいました。私の指導は寄り添いすぎるし、みんながその指導はできないと言われました。宇城先生の学びで、寄り添ってから力を発揮する体験をしました。悩みが解決されて次の日から自信を持って子どもたちに向かい合うことができました。

 ありがとうございました。

 また、教師塾に参加させてください。



【I.R 50代 秋田 高等学校】

 今回最も印象深く、その通りだと感じたのが、教師は日本を変える重要なポジションにいるということです。世の中を変えるのは教育といわれ、教育は国家百年の大計とも言われます。教育を受けた子どもたちが大人になり、未来の日本をつくっていくのですから当然といえば当然のことであります。教師が変われば、生徒が変わる。子どもにとって親以外で、最も身近に継続的に接し、影響を与えうる立場にいるのが教師であることを改めて自覚させられました。それなのに普段のあり方が、いい加減だったり、ただ前例を踏襲したり、生徒と向き合っていなかったりしていないか反省させられました。子どもと接する教師が勉強しなければならないのに、勉強していない。世の中のことを知らない。視野が狭い。真面目な人が多いが、真面目だけではいけない。文科省のいうとおり従っていくことが日本を滅ぼす方向につながる場合もあることを考えなければならない。だから、教師自身が判断する力を付けるとともに、子どもたちに自分で判断する力を養わなければならないのだと思います。


 小学6年生から量子力学を教えるべきだというご意見にも納得しました。宇城先生はさらにその先の科学も想定されていました。5人一組になり、4人が前の人の肩を持ってつながり、その列をひとりが手を引くという検証をしました。4人を強引に引っ張ろうとしてもなかなか列は動きません。引く人が列と同じ方向を見て見守るように列をぐるりと回ってから、もう一度一番前の人の手を取って引くとすーっと列が動きました。生徒と同じ方向を見ること、見守ることで引きつける、これは学校でも実践できるのではないかと思います。私は現在副担任ですが、学校に行きましたときに担任の先生にこの検証を伝えました。


 一匹のアリのお話がありました。一匹のアリにライオンが逃げるというお話でした。アリが結集したときにライオンをも倒せるということでありました。私は一匹のアリになりたいと思いました。一匹の力はとても小さいけれども、結集したとき自分よりも大きな者を倒すこともできる。志ある教師が集まって学校をつくったらというお話も面白いと思いました。教師自身がわくわく楽しむことが大切というお話もありましたが、それが子どもたちに伝わると思います。

 宇城先生、教師のために目を開かせる教えをいただきありがとうございます。Sさんはじめ、教師塾を立ち上げ、運営していただいている方々、素晴らしい機会を与えていただきありがとうございます。とてもきれいな会場を貸していただき、電子黒板等情報機器も使わせていただいた埼玉大学教育学部付属特別支援学校の皆様、ありがとうございます。



【N.K 東京 大学】

 高校で英語の教員をしている妻が1回目の教師塾に参加し、先生からエネルギーをいただいたとの感想を言っていたので、今回もぜひ参加したいとのことでした。私はどちらかと言うと人にものを教えるといった実感が乏しく、気が引けていました。それでも、自身が学生の前に立って何かを伝えていることは事実で、それに対する責任は大きいものだと思います。

 特に私の大学の学生にとっては数学や情報処理に関する知識が不足していることもあり、ほとんど質問や意見を言ってくれません。そのため、自分が話している内容や考え方が正しいのかどうか、またどの程度の深さの話が出来ているのか、といったことに思いを寄せることが難しくなっています。

 指導者は人一倍勉強をしなければならない、といったことは以前から頭には入っていたのですが、教師塾に参加し周りの教師の方々の雰囲気の中で、それを実践できていなかったことに気付きました。

 また、学生からの質問や意見が出ないのは、私の授業が彼らの興味や関心を引き出すことが出来ていないからだと思います。先生のように、相手をあっと言わせるようなことが実践できれば良いのですが、それができない限りにおいて、いかに工夫して行くかといった課題を持ち帰った時間でした。



【I.M 60代 山形 高等学校】

宇城先生、昨日の「関東教師塾」に参加させていただきまして、本当にありがとうございました。今回もまた、先生のお話にいくつも大きな衝撃を受けました。先生がお話の冒頭で「オレオレ詐欺の次に闇バイト、この次に何が来るか、人身売買が来る」との言葉に驚きました。そこまで見通しておられるのかと、ビックリしました。確かに、日本の人身売買に関しては、2009年の段階で国連から、日本の人権状況に対する懸念が表明されていました。「日本が多くの人身取引犠牲者の目的地国となっていることは明らかである。日本で判明している事件の大多数は、売春その他の性的搾取を目的とする人身取引であるが、労働搾取を目的とした人身取引も大きな懸念材料といえる。」報告書の中にはこのような記述がありますが、先生のお話を聞いていて、このような問題がいよいよ本格的に顕在化してくるのかと思い恐くなりました。


 日本の政治や経済など外的環境だけではなく、人間の内面、つまり人間そのものがどんどんどんどん劣化し、崩壊していくのを目の前にして何もできないままその深刻化を防げない…どうしてこんなにひどくなってしまったのかと痛感しました。自然や人間の命に対する畏敬の念をすっかり失ってしまった社会では、人がモノのように扱われます。その状況では、人はモノのように売り買いされても、誰も驚かないのだと思います。

 しかし、そういうひどい状況であればあるほど、「気による実証」とともに物事を見る見方考え方、身体の在り方について宇城先生から教えていただくことができているのが奇跡なのだと思いました。そして、私達塾生はその奇跡をもっと多くの人に伝えていかないと・・・と、あらためて痛感しました。お話ししていただく内容の一つひとつがかなり心に刺さってくるので心は痛いのですが、しかし同時に「真理」「真実」を、実証を持って見せられて、すごくうれしい気持ちになりました。「本来はありえないことが目の前に起こっている。気を通していただいた自分の身体がとてつもないポテンシャルを発揮している」このことが、妥協無くこちらが変わらなければならないことを示していました。


 ご指導の中で、先生は何度か「教師はダメだ。教師は勉強していない」「これでは生徒は救われない」「生徒をダメにしているのは教師だ」等おっしゃっておりましたが、それは真実であると思いつつ、これは逆にひっくり返せば、参加した教員一人ひとりに対する愛のメッセージであるとも感じました。だから、教師塾を開いていただいていのだと思い知りました。「教師」に対する先生の深い愛情がすごく感じられた場面があります。先生のご指導はいつもそうですが、厳しい中に喜びがあります。ものすごく真剣でありながら、心からの笑いもあります。先生はいつも上手にそのバランスをとって私たちに教えていただいていますが、本当にありがたいことだと思います。

 先生から長く学んでいる者として、先生がそうであるように、魅力という磁石で周りの人を惹きつけていかなくちゃ、そのためには先生のご指導を自分にうつして、もっともっと学んでいかないと…と強く感じました。とうていうつしきることなど不可能な「師」から学んでいることに心から感謝申し上げます。ご指導、本当にありがとうございました。



【S.T 40代 埼玉 特別支援学校】

第二回関東教師塾でのご指導、誠にありがとうございました。

自分が考えていた以上に教師という仕事に誇りややり甲斐があることを先生に気付かせていただきました。免許で教えるのではなく、本当の意味で教師になれるよう、先生に教えていただいたこと一つ一つを実践していきたいと思いました。

 冒頭のお話にあった不登校児童生徒の増加、精神疾患による教員の休職の増加、闇バイトから人身売買へと移っていくというといった深刻な状況について私は切実に考えていなかったことに気付かされ、大いに反省しました。

 政治について、経済について、世の中のことについて真剣に考えておかねば、子供達を正しい方向に導くことなどできません。世の中の流れを抑えた上で指導できる教師にならなければいけないと強く思いました。

 と同時に、教師としての専門性をもっともっと伸ばしていかないといけないと思いました。「現状維持は退歩である」という先生のお言葉を胸に、もう一度やり直したいと思います。

 幸運にも教師塾という教師に特化した場で学ぶことができるので、この機会を最大限生かしていきたいと思います。


 ここ最近、教師塾に参加した身近な方の成長を感じることが多くあります。

 昨年初めて先生の指導を受けた同僚のKさんについて書かせていただきます。

 彼は今回足を骨折し、ギプスでの参加となりましたが、先生に止められるまであらゆる検証に参加しようとしていました。仕事においてもその姿は変わりません。彼が担任するクラスは小学校低学年で、ひと時もじっとしていることのないクラスです。担任は気が抜けず、一日中走り回らないといけない状態ですが、彼は骨折した翌日からケンケンしながら全力で指導にあたっています。

 そうした姿を見ていて、以前に比べ、強く逞しくなったことを感じていました。では、どうして強くなったのか。

 それは「寄り添う」ことを実践しているからだと思います。

 彼の双子の弟さんは癌になり、現在抗がん剤治療を受けています。抗がん剤の副作用で髪の毛が抜けてしまったようです。彼は頭を丸め、弟さんの不安な気持ちに寄り添っているのです。

 先生のご指導を受けていて、彼の強さを生み出したのは「寄り添う」行動だったと確信しました。

 彼は前回の教師塾で「愛すること」「寄り添うこと」がいかに大事かを宇城先生から学んだと言っていました。そのことと、彼の行動は繋がっていると私には感じられます。


 もう1人、現在は違う学校に勤務している元同僚のOさんについても書かせていただきます。彼女はとても心根の優しい方で、常に子供の心に寄り添う姿勢のある方です。しかし、現任校でそうした態度は「甘い」とされ、もっと強く指導するよう言われているようです。

 しばらく悩んでいたようですが、今回教師塾に参加することで自信を持ってこれまで通りのやり方(子供の心を大切にする)でやっていく覚悟ができたようです。今回、宇城先生から寄り添う方も寄り添ってもらう方もお互いが強くなるという検証を体験させていただきました。また、同じ方向を向くことで複数人でも引っ張っていくことができることを体験させていただきました。

 そうした経験を通して教師としてのあるべき姿や大切にすることを気付かせていただいたと言っていました。

 彼女の姿を見ていていると、優しさの中にも強い芯があることを感じます。「人を裏切らない。」そんな強さと安心感を感じます。たった1回、2回の参加でも、参加者が劇的に変化する様子を見て、私自信も大きな刺激をいただきました。

 自分自身の成長に関しては中々気付くことができません。むしろ、できていないことばかりが目立ち、落ち込むことが多いですが、変化していることを信じてやっていきたいと思います。

 先生の講義の中で先祖について考えさせられるお話がありました。私には両親がいて、両親にはそれぞれの両親がいます。そのまた両親には・・・と考えていくと物凄い数の先祖の数になります。ということは、他の人の先祖を辿っていくとどこかで私の先祖と共通していることになります。私たちは皆、宇宙を共通の祖先とする血の繋がった存在ということになります。

 それが戦争を起こして殺しあっている今の世界は明らかに間違っています。

 「調和・融合」こそが、本来の生き方であることを腹の底から感じました。子供達に本来の生き方、在り方を伝えられる教員になりたいと思いました。


 今回の教師塾でも一人の変化が周囲に変化を与えることを何度も体験させていただきました。宇城先生に学ぶ教師が増えていったら、どんどん学校は良い方向に行くと確信しています。

 私達を取り巻く状況は厳しいかもしれません。しかし、教師塾に参加する仲間で励ましあって前に進んでいきたいと思います。

 素晴らしい機会を与えていただいたことに改めて感謝申し上げます。ありがとうございました。

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