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三浦雄一郎(プロスキーヤー 冒険家)



三浦雄一郎(プロスキーヤー 冒険家)

人間というのは、その時に不可能だと思っても、

あるいは周りが駄目だと言っても、

自分で「できる、やるんだ」という意志があれば、

できるのだな、と思うんです。

富士山直滑降やエベレスト滑降、さらには世界七大陸最高峰からの滑降など、20代からプロスキーヤー・冒険家として数々の歴史に残る偉業を成し遂げてきた三浦雄一郎氏。2013年には、80歳7ヵ月で3度目のエベレスト登頂を果たし、世界最高年齢登頂記録を更新した。次から次に、止まることなく新たな挑戦を続ける三浦氏の原動力は、一体どこからくるのか。何が氏を前に前に歩ませ続けるのか。三浦氏の長女で、氏の冒険や夢を支え続けるミウラ・ドルフィンズ社長・三浦恵美里氏にも参加いただき、お話を伺った。(ミウラ・ドルフィンズにて)


 

みうら ゆういちろう 1932年に青森に生まれた三浦雄一郎氏が、初めてスキーを始めたのは小学校2年生の時であったと言う。中学生になるとスキー大会で優勝するようになり、高校では全日本スキー選手権大会での滑降競技で入賞、青森県高等学校スキー大会で3年連続個人優勝するなど、スキーヤーとして才能を開花させる。

北海道大学に進学し、オリンピックを目指すが、アマチュアスキー連盟とのトラブルからプロスキーヤーへと転身。それからはスピードスキーでの世界新記録樹立や、富士山での直滑降、さらにはエベレスト8000m地点からの滑降で世界最高地点からの滑降のギネス記録をつくり、この時の記録映画『THE MAN WHO SKIED DOWN EVEREST』はアカデミー賞を受賞した。

1985年には世界七大陸最高峰からの滑降をすべて成功させ、プロスキーヤーとして数々のチャレンジを成し遂げた。 2003年には次男の豪太氏とともにエベレスト登頂、当時の世界最高年齢登頂記録(70歳7ヵ月)を樹立し、2008年には75歳で2度目の登頂、2013年には出発直前の心臓手術を乗り越え、80歳7ヵ月で3度目のエベレスト登頂を果たし、世界最高年齢登頂記録を更新した。

現在はアドベンチャー・スキーヤーとしてだけでなく、クラーク記念国際高等学校の校長として、教育者としても国際的に活躍中。

『やめる勇気、やり遂げる心』(PHP研究所)、『歩けば歩くほど人は若返る』(小学館)、『人生はいつも「今」から』(KKロングセラーズ)など著書多数。

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