心と体 つよい子に育てる躾
心と体 つよい子に育てる躾
著者 宇城憲治 定価 1,300円+税 ISBN 978-4-904464-42-7 判型/分 A5並製 108ページ 発売日 2012年11月27日
子どもも大人も「やってみて初めてわかる」 作法に眠るパワー!
本に古くから伝わってきた作法が大切なことを知っています。 でも、それを日常的にきちんと子どもに伝えられていますか? 本書では、これまで誰も気づくことのなかった、躾や日常で行なう挨拶や礼儀などの所作のなかに潜む不思議なパワーを紹介しています。 さらに「子どもは生まれながらに完成形である」という著者の重要なメッセージを伝えています。 現代日本の抱える様々な問題の根源は、本来統一体であるものをバラバラの部分体にしてしまうあり方である――。 次代を担う子どもたちのために、私たち大人ができることは何かを説いています。
目 次
【第1部】やってみよう! 躾で身につくパワーを体験しよう
○ 正しい作法を知ろう ○ 本書の基本的な検証方法について
第1章 作法で身体が強くなる
① きちんと挨拶すると こんなに強くなる! ② 食事のマナーで強くなる! ③ 飲み方の違いでこんなに違う! ④ 靴をきちんと揃えるとこんなに力が! ⑤ ものを丁寧に扱うと強くなる! ⑥ 正座はエネルギーを生み出す源泉! ⑦ 座礼の驚くべきパワー! ⑧「正座」と「体育座り」その違いは桁違い!
第2章 心の状態で身体が強くなる
① 正直な心がパワーを生む 身体は知っている! ② 身体は「答え」がないと動けない ③ 気合いの「よっしゃ!」は衝突し「ありがとう」は調和する ④ ハグ(仲良く)すると強くなる! ⑤「落ちましたよ」相手を思う心が身体を強くする ⑥「こちらへどうぞ」の驚くべきパワー ⑦ 胸のライトで出るパワー
第3章 人間にもともとあるパワー
① 守る力 ② 見守る力
【第2部】子どもの統一体のエネルギー 事実に基づく絶対仮説 ―― 人間は生まれながらに完成形 ――
統一体とは 赤ちゃん、子どものもつ調和のパワー 部分体の課題 筋力と調和力 伝播する 子どもの調和のエネルギー 日本人の気のエネルギーを強くする自国の文化 「統一体」と「気」 天動説から地動説への転換に匹敵する 変化を! 「変化」を加速させる「気」による指導 お母さん、お父さん、先生方へのメッセージ
編集者より
著者が主宰する宇城道塾の親子塾――。はじめは少しモジモジしていた恥ずかしがりやの子どもたちも、帰るときには全員が元気な挨拶をして帰ります。これは、本書でも紹介している「元気にきちんと挨拶をすると大人が何人も並んだ列を押すことができる」ということを習うことによって、子どもたちが自発的に変化した様子です。 また、家庭に帰ってからも挨拶の習慣をきっかけに親子の会話が増えたという声をお父さんから多く聞きます。これらは親子塾による変化のほんの一例にすぎません。本書では親子塾で学べることを、わかりやすいイラストつきで紹介しています。ご家庭で親子で一緒に試していただくことで、日常の作法が、身体に眠る素晴らしい力を引き出すのだということが、知識だけでなく身体でご納得いただけることでしょう!
著者のメッセージ
躾は親が子どもに伝える一つの財産です。同時にそれは、人間としての正しい姿を写し出すものです。また躾という所作の形は、毎日を元気に生きていくためのエネルギーをも引き出してくれます。日常の中で日々自然体に繰り返すことが、人間としての幸せにつながっていくことを本書を通してお伝えできたら幸いです。 またもう一つお伝えしたいことがあります。それは、子どもというのは「もともと大人よりも桁違いな能力をもつ存在である」という事実です。それは、「統一体」「身体先にありき」の考え方からくるものです。 本書はある面、これまでの常識を根本的に覆す内容となっています。しかし子どものもつ本来の能力を大人が正しく理解することは、子育ての、そして教育のあり方を考える上で非常に大切なことではないかと思っています。
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